【2026年最新】カフェフランチャイズの人気ランキングTOP10

フランチャイズWEBリポート編集部 |2026年03月23日 公開 (2026年04月08日 最終更新)
カフェ・喫茶店フランチャイズの人気ランキング!FCの選び方や年収もご紹介

ここでは、カフェのフランチャイズの人気ランキングTOP10をご紹介します。多くの人が夢見るカフェの経営。開業には、コンセプトや物件探し、メニュー開発などさまざまな準備が必要になってきます。

フランチャイズでカフェ開業するメリットや失敗しない選び方なども解説していますので、カフェの開業を検討している方は参考にしてください。

>カフェのフランチャイズ一覧もチェック

>飲食店フランチャイズ 最新人気ランキング[週間/毎週更新]

▼ この記事の目次 [ 目次を開く 目次を閉じる

カフェ業界の市場動向

カフェを含む飲食業界は、2020年のコロナ禍で大きく落ち込み、喫茶・カフェ業態は前年比69.0%まで減少しました。しかしその後は人流の回復とともに持ち直し、2022年116.8%、2023年120.6%と大きく成長しています。

▲2022年116.8%、2023年120.6%と大きく成長

直近でも、2024年109.0%、2025年109.8%と2年連続で約109%の成長を維持しており、飲食業界全体の伸びを上回る水準で推移しています。

背景には、若年層を中心に飲酒機会が減少し、これまで居酒屋が担っていた「集まる場・くつろぐ場」として、カフェの利用が広がっていることも挙げられます。

このように市場としては追い風が続いている一方で、競合も増加しており、コンセプトや運営力によって成果が大きく分かれるフェーズに入っていて、経営ノウハウのあるフランチャイズに注目が集まっています。

カフェフランチャイズ人気ランキング【TOP10】

カフェフランチャイズの「店舗数(フランチャイズで運営されている店舗数)」が多いブランドTOP10を一覧で紹介しつつ、各社の特徴を解説します。

「店舗数が多い=必ず儲かる」というわけではありませんが、本部の運営ノウハウやブランド力、再現性の高さを測る一つの指標になります。

本ランキングでは、フランチャイズ店舗数の多さ=加盟ニーズの高さという観点から、カフェフランチャイズの人気ブランドTOP10をご紹介します。

順位ブランド名FC店舗数合計店舗数初期費用目安
1コメダ珈琲店998 店1,020 店852万7000円〜
2ドトールコーヒーショップ811 店1,080 店4683万円〜
3タリーズコーヒー373 店791 店2500万円〜
4スターバックス コーヒー200 店2,105 店非公開
5プロント(PRONTO)174 店284 店5,000万円〜
6星乃珈琲店35 店269 店5,15万円〜
7カフェ・コロラド32 店35 店非公開
8MUC Coffee22 店25 店非公開
9エクセルシオール カフェ16 店128 店公式非公表
10上島珈琲店16 店107 店4220万円以上
  • 本ランキングはカフェ・喫茶業態のフランチャイズを対象に、2026年2月時点で確認できた店舗数を基準として作成しています。
  • フランチャイズ募集を行っていないブランドや、一般消費者向けではない業態(会員制・業務用など)は除外しています。
  • 店舗数・初期費用目安は、各社公式サイト・公式リリースおよびフランチャイズWEBリポート過去掲載情報などの独自情報から作成しています。

【第1位】コメダ珈琲店



FC店舗数998 店
合計店舗数1,020 店
本部名株式会社コメダ
本部設立年1968年1月
初期費用目安852万7000円〜


“近所の居間”のように長居しやすい喫茶店です。朝はモーニング、昼は軽食、午後はコーヒー休憩、夜はゆっくり食事や会話というふうに、1日のいろいろな場面で使われます。ソファ席中心の落ち着いた空間、ボリューム感のある定番メニュー、気取らない安心感が魅力で、「チェーンでありながら個人喫茶店のようにくつろげる店」です。

売上歩合ではなく席数連動の定額ロイヤルティをフランチャイズの強みとして打ち出しています。店舗の9割以上をFCオーナーが運営としており、加盟検討者から見ると「本部支援とFC実績が最も見えやすい喫茶店型チェーン」の一つです。

初期費用を抑える制度に注目!全国850店舗以上展開するコメダのFCシステム

全国850店舗以上展開し、いまや誰もが知っているコメダ珈琲店。しかし、コメダに魅力を感じ参入しよう考えても、どうしても店舗の開業には大きな投資が必要となります。そこで、コメダは「建築支援制度」を導入。建築工事費をコメダが一時負担するなど初期費用を抑えた開業が可能となりました。

【第2位】ドトールコーヒーショップ

FC店舗数811 店
合計店舗数1,080 店
本部名株式会社ドトールコーヒー
本部設立年1985年
初期費用目安4683万円〜


通勤途中や買い物の合間に、さっと立ち寄る日常のコーヒー店です。重すぎず、気軽で、価格も比較的手が届きやすく、短時間利用との相性がよいのが持ち味です。公式でも“生活必需品”に近い存在として位置づけられており、「街のインフラのようなセルフ型カフェ」と言えます。

ドトールコーヒーショップは、店舗数、FC比率、標準化の強さが際立っています。

調達・焙煎・物流・商品開発をグループで持つ点が安定運営の土台になっています。「駅前・オフィス・生活動線に乗せやすい」という点が揃った王道のカフェフランチャイズです。

【第3位】タリーズコーヒー



FC店舗数373 店
合計店舗数791 店
本部名タリーズコーヒージャパン株式会社
本部設立年2000年
初期費用目安2500万円以上


“日常使いできる本格派”のカフェです。セルフ寄りの使いやすさはありつつ、豆・焙煎・抽出・バリスタ・ホスピタリティへのこだわりが強く、ただ休憩するだけでなく「ちゃんとおいしい一杯を飲みに行く店」という印象があります。静かに仕事や読書をしたい人、ラテや季節ドリンクを楽しみたい人にも合う、少し上質で落ち着いた店です。

タリーズコーヒーは、品質重視の法人向けフランチャイズ。投資金額は大きいですが、ブランド・教育・運営基準が明確です。
「コーヒー豆・焙煎・バリスタ」のクオリティ追求をブランドの核とし、実践研修、定期SV巡回、会議・研究会参加を通じて運営水準を揃えています。

【法人限定】タリーズコーヒーは「1オーナー約2.75店舗」!法人の事業拡大を支援

タリーズコーヒーは日本全国にさまざまなロケーションで現在829店舗展開しており、387店舗はフランチャイズによる運営です。業界未経験でも充実のサポート体制で安心して開業・運営できるよう手厚くサポート致します。スペシャルティコーヒー文化と、地域に根ざしたコミュニティーカフェを一緒に創りませんか。

【第4位】スターバックス コーヒー

FC店舗数200店
合計店舗数2,105店
本部名スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
本部設立年2004年
初期費用目安非公開


“家でも職場でもない第三の居場所”を体現する店です。コーヒーを飲むだけでなく、人と会う、少し仕事をする、気分を切り替える、街の時間を楽しむといった使われ方が似合います。接客、空間、音楽、季節商品まで含めて世界観が作られているブランドです。

一般的なフランチャイズ契約はなく、選抜型ライセンス契約型。空港、新幹線駅構内、書店、企業、病院、大学など特殊商圏に対し、価値観と品質基準を共有できる企業との契約が主とされています。

【第5位】プロント(PRONTO)

FC店舗数174店
合計店舗数284店
本部名株式会社プロントコーポレーション
本部設立年1989年
初期費用目安5,000万円〜


昼と夜で表情が変わる“二毛作型の店”です。昼はコーヒーや軽食で使いやすいカフェ、夜は気軽に一杯飲めるサカバになり、同じ店でも来る目的が時間帯で変わります。オフィス街や駅前での出店がおもなので、昼は打ち合わせや休憩、夜は軽い飲み会に使われるブランドです。

PRONTOは、昼カフェ+夜サカバの二毛作モデルなので、コーヒー需要だけでなく、夜のアルコール需要までカバー可能。売上機会を昼夜に広げやすいのが最大の強みです。純カフェより運営は複雑ですが、立地次第で売上の天井を上げやすいフランチャイズとされています。

【第6位】星乃珈琲店

FC店舗数35店
合計店舗数269店
本部名日本レストランシステム株式会社
本部設立年非公開
初期費用目安515万円~


「ちょっと丁寧な昔ながらの喫茶店」を現代風に磨いた店です。ハンドドリップ珈琲、スフレパンケーキ、落ち着いた内装が象徴で、慌ただしく回転する店というより、席について少しゆっくりしたくなる店です。「少し贅沢な喫茶時間を過ごす店」「コーヒーとパンケーキでゆったり過ごす店」という空気感のブランドです。

日本レストランシステムとドトールの長年のノウハウの結晶であり、多彩な顧客層を呼び込める競争力あるビジネスモデルがあります。物件力と自己資金力がある事業者向けのフランチャイズです。

【第7位】カフェ・コロラド

FC店舗数32店
合計店舗数35店
本部名株式会社ドトールコーヒー
本部設立年1972年
初期費用目安非公開


地域に根ざした、親しみやすいコーヒー専門店です。セルフでさっと使うというより、常連客がつきやすく、軽食や甘いものも含めて“街の喫茶店”として使われるイメージです。コーヒー豆や器具販売まで含め、コーヒー好きの生活圏に入り込んでいます。
軽食や甘味、コーヒー豆・器具販売まで含めた地域密着さが特徴。生活圏の常連客に支えられているビジネスモデルです。

【第8位】MUC Coffee

FC店舗数22店
合計店舗数25店
本部名上島珈琲貿易株式会社
本部設立年1971年
初期費用目安非公開


“老舗ロースターが支える喫茶店”という色合いが濃い店です。大手チェーンのような均一的なカフェというより、珈琲専門店らしさ、喫茶文化らしさ、豆へのこだわりが前に出ます。カフェチェーンというより、焙煎会社の知見を土台にした喫茶店ブランドと言えます。

喫茶店支援型のフランチャイズで、老舗ロースターによる珈琲卸・開業支援・FC支援の一体モデルです。経営指導、人材育成、情報提供、技術指導など継続的なアフターフォローを掲げています。喫茶店経営を珈琲卸と一緒に進めたい方に向いているフランチャイズです。

【第9位】エクセルシオール カフェ

FC店舗数16店
合計店舗数128店
本部名株式会社ドトールコーヒー
本部設立年非公開
初期費用目安公式非公表


ドトールより少し大人っぽく、少し上質なセルフカフェです。ラテやフード、スイーツまでそろい、短時間利用だけでなく、少し落ち着いて過ごしたい時にも合います。気軽さは残しつつ、店の雰囲気やメニューに“ちょっと上の満足感”を持たせた店と考えるとわかりやすいです。
エクセルシオール カフェは、ドトールより一段上の価格帯・体験価値を狙う上質セルフ型のフランチャイズ。本格的なカフェラテや食事、スイーツを揃え、「価値ある時間」を提供するセルフスタイルのカフェです。直営比率が高く、ドトールコーヒーほどフランチャイズ展開は積極的ではありません。

【第10位】上島珈琲店

FC店舗数16店
合計店舗数107店
本部名ユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社
本部設立年2003年6月
初期費用目安4220万円以上


“コーヒーそのものの質感”をしっかり味わう大人向けの店です。ダブルネルドリップやミルク珈琲など、味づくりに明確な個性があり、空間や器も含めて落ち着きがあります。にぎやかさより、静かに一杯を楽しむ時間が似合う店です。

大人向け高品質喫茶店のフランチャイズで、ダブルネルドリップやミルク珈琲、器や空間まで含めた大人向けの体験価値を提供しています。募集対象は法人限定で、ブランド哲学と運営品質を重視しています。


>飲食店フランチャイズ 最新人気ランキング[週間/毎週更新]

その他 注目のカフェフランチャイズ

ランキングには入っていないものの、独自のコンセプトや成長性から今後の拡大が期待される注目のカフェフランチャイズをご紹介します。

髙木珈琲



FC店舗数6店
合計店舗数11店
本部名株式会社サンパーク
本部設立年2022年
自己資金目安6000万円以上


髙木珈琲は、自家焙煎コーヒーと充実したフードメニューを強みに、客単価1,000円超を実現しているカフェレストラン型ブランドです。単なる“滞在型カフェ”ではなく、「食事を楽しむ場」としての利用を促進することで、フード注文比率を高め、安定した売上を構築しています。出店は住宅街など賃料を抑えられる立地が中心で、収益性を確保しやすい点も特徴です。運営元のサンパークは国内外で120店舗以上を展開しており、1ヶ月の店長研修やSVによる継続支援など、運営体制も整っています。

【法人歓迎】地域の主婦や家族に愛され、通ってもらえる。自家焙煎珈琲が名物の純喫茶

髙木珈琲は、数多くの飲食FC加盟で成功を築いてきた、株式会社サンパークがオリジナル事業として展開するフランチャイズです。2020年11月に大阪1号店を開業し全国展開に向け毎年拡大しているブランドです。

さかい珈琲



FC店舗数9店
合計店舗数13店
本部名株式会社J・ART
本部設立年2009年
自己資金目安6000万円以上


さかい珈琲は、東海地方発の喫茶文化をベースにした郊外型カフェフランチャイズで、安定収益を目指しやすいモデルが特徴です。ロードサイド中心の出店により幅広い客層の来店が見込め、低単価(約600円)ながら高いリピート率を実現。モーニング・ランチ・ティータイムと時間帯別の集客設計により、年間を通じた売上の安定化が図られています。オペレーションは社員1名+パートで回せる体制で、調理人不要・原価変動も少なく、異業種からの参入もしやすい点も魅力。年商1億円規模を目指せる収益モデルとして、法人の新規事業にも適しています。

年商1億円達成も目指せる!安定収入型の喫茶店ビジネス【異業種参入OK】

様々な飲食事業とフランチャイズビジネスで得たノウハウを元に、チェーン店としての統一性だけでなく、開業地域に応じた店舗個々のエリア性や顧客層に沿った個別対応も重視します。 郊外型喫茶店は ”確かな将来性” と ”安定した収益構造” が魅力です。まずはお気軽にお問い合わせください。

BONTEMPS



FC店舗数2店
本部名ワンズトライン株式会社
本部設立年2023年
自己資金目安500万円以上


BONTEMPSは、韓国で人気のツイストドーナツ「クァベギ」とクリームコーヒーを提供するカフェブランドで、日本初上陸の話題性を強みに集客が期待できます。SNS映えする商品力に加え、有名アーティストとのコラボなどでブランド認知を拡大しており、トレンド志向の顧客層を取り込める点が特徴です。オペレーションはドーナツとドリンクに特化したシンプル設計で、人件費を抑えながら安定した品質を提供可能。原価約18%、営業利益率30%超も狙える高収益モデルで、最短1年程度の投資回収も期待できる成長型カフェFCです。

韓国で大ブレイクのカフェで開業!韓国伝統スイーツを現代風にアレンジした商品で集客

BONTEMPSは、韓国でSNSを中心に話題となっている、昔ながらのドーナッツ「クァベギ」と「クリームコーヒー」が楽しめるカフェ。韓国で10店舗以上展開する有名店を、ワンズトライン(株)が日本でFC募集開始!日本でまだ食べることができない本場の味を提供できる貴重なブランドです。

nagomi-NATULURE



FC店舗数6店
本部名株式会社大和
本部設立年2018年
自己資金目安500万円以上


nagomi-NATULUREは、ハーブティーを軸にカフェ・テイクアウト・物販・スクールを組み合わせた多収益モデルが特徴のフランチャイズです。オーガニック志向の商品力で差別化しつつ、「ティー中心」のため高額なコーヒーマシンが不要で、初期費用を抑えた開業が可能。立地や客層に応じて4業態から選択でき、地域食材を活かしたメニュー開発や補助金活用など、地域密着型の展開にも適しています。さらに、物販やスクールによる売上の上乗せができるため、環境変化に強く、利益率30%も目指せる拡張性の高いカフェFCです。

テイクアウト&物販&スクールで売上拡大!4業態から選べるハーブティーカフェ

カフェとスクールを一緒にすることで経営のリスクも分散し、長く続けることでファンが増えて売り上げが拡大していく事業です。そのため当初は本部のアドバイス通りしっかり実行していただき、その後、オーナーさまの独自性やオリジナル性をだしていただくことが可能です。「守」「破」「離」のステップを大切に一緒に頑張りましょう!

カフェフランチャイズの失敗しない選び方

カフェフランチャイズに加盟する際にはどのような点に着目して選べばいいのでしょうか。ポイントを4つに絞ってご紹介します。

「業態」で選ぶ

カフェフランチャイズには大きく分けて「フルサービス型」と「セルフサービス型」の2種類あり、それぞれメリットもあればデメリットもあります。

<フルサービス型>

スタッフが客席まで注文を聞きにいき、商品も席まで運ぶスタイルのカフェをフルサービス型といいます。セルフサービス型のカフェが台頭したことでフルサービス型のカフェが減少したものの、最近ではレトロブームも相まってフルサービス型のカフェが再び増えています。

セルフサービス型のカフェと比べてドリンクやフードの価格が高く、ひとりあたりの客単価が高くなる傾向にあります。一方、セルフサービス型のカフェよりも接客の機会が多く、スタッフ教育が重要になる点は覚えておいたほうがいいでしょう。

【フルサービス型のカフェフランチャイズ例】
・コメダ珈琲店
・さかい珈琲

<セルフサービス型>

客がレジで注文して支払いを済ませたうえで、ドリンクや料理を自身の席まで運び、グラスなどの片付けも客自身が行なうスタイルのカフェをセルフサービス型といいます。

基本的にはスタッフによる配膳や片付けの必要がなく、人件費を抑えられる点がメリットといえます。また、フルサービス型のカフェよりもメニューが少ない傾向にあるので、注文ミスを起こしにくい点もメリットです。

ひとりあたりの客単価が低く、出店する立地などによっては思うように収益につながらないこともある点はデメリットといえます。しかし、フランチャイズならこれまでの経験をもとに立地選定をサポートしてくれるので安心です。

【セルフサービス型のカフェフランチャイズ例】
・BONTEMPS(ボンタン)
・なごみナチュルア

「開業資金」で選ぶ

カフェを開業するときに大きなハードルとなるのが開業資金です。一般的にカフェフランチャイズを開業するには少なくとも数千万円の開業資金が必要で、なかには1億円以上かかるケースもあります。

しかし、自身でそれだけの高額な資金を用意するのは簡単ではありません。そこで検討したいのが融資です。多くのカフェフランチャイズオーナーは融資を活用して開業しています。融資を受けるためには自己資金が必要で、500万〜1000万円が目安になります。

コメダ珈琲店では「建築支援制度」を導入していて、初期費用の大半を占める建築費と内装工事費の一部を本部が一時負担することで、初期費用を抑えた開業が可能です。

「ブランド力」で選ぶ

買い物をしているときに、似たような商品がたくさんあるなかから「どの商品を買おうか……」と悩んだ末、「このブランドの商品なら」という理由で購入したことがある人も多いのではないでしょうか。

商品そのものが持つ価値ではなく、イメージや世界観なども含めた“ブランド力”が購買のきっかけになることもあるのです。カフェも同じで、ブランド力が高ければそれがそのまま集客力となって売上に直結します。

「サポート体制」で選ぶ

カフェフランチャイズに加盟するメリットのひとつが本部によるサポートです。サポートがあるからこそ経験がなくても開業できるうえ、困難に直面したときにも解決でき、その結果、経営をいち早く元の軌道に戻せるのです。

サポート体制はフランチャイズ本部によってさまざまです。加盟前にどういったサポートを提供しているのか確認すると安心です。以下は本部サポートの一例です。

・融資サポート
・立地選定サポート
・臨店(SVがお店を巡回して指導すること)サポート
・販促サポート(チラシやポップ作成)
・スタッフの雇用、研修に関するサポート etc.

カフェフランチャイズに必要な開業資金(費用)・ロイヤリティ

開業資金はカフェフランチャイズによって異なります。ここでは開業時に必要な資金と、開業後に必要なロイヤリティについて解説します。

加盟金

契約締結時に本部に支払うお金のこと。本部によってさまざまですが、100万円〜300万円が相場になっています。

保証金

ロイヤリティの支払いが滞ったときなどに備えてフランチャイズ本部に預けておくお金が保証金です。あくまでも一時的な預かり金なので、フランチャイズ契約を解除するときに全額返金されます。相場は30万円〜300万円くらいです。

内外装費

開業資金の大部分を占めるのが内外装費です。2000万〜3000万円が相場ですが、「なごみナチュルア」の場合、居抜き物件を利用して開業すれば300万円程度に抑えられるケースもあります。

研修費

研修の内容や日数はフランチャイズ本部によってさまざまです。14日〜30日くらいの日数を設定している本部が多く、費用は30万〜70万円が相場になっています。

遠方の場合は交通費や宿泊費がプラスで必要になることも覚えておくといいでしょう。

その他開業費

設計監修費や物件調査費、意匠設計費、POS設定費など、その他の開業費を設定しているフランチャイズ本部もあります。このほか、スタッフの採用費なども用意しておくと良いでしょう。

ロイヤリティ

商品や看板の使用、ノウハウやシステムパッケージ使用の対価として本部に支払うお金がロイヤリティです。開業後も継続して支払う必要があり、月間売上の2〜5%が相場になっています。

各社開業資金やロイヤリティには差があるので、一覧でご確認ください。

カフェフランチャイズの平均年収

気になるのが自身の年収です。カフェフランチャイズを開業した当初は、資金の返済もあるため多くは期待できません。なかには初期投資の返済が完了するまでは、給料が0円というオーナーも珍しくありません。

初期投資の回収期間はフランチャイズ本部によって異なりますが、最短でも2年以上は見込んでおく必要があります。カフェフランチャイズに加盟する場合は、開業費だけでなく2年分の生活費も用意しておくと安心です。

店舗の規模や地域によって異なりますが、初期投資を回収してからは年収3000万円を狙えるケースもあります。韓国発のカフェ「BONTEMPS(ボンタン)」では、月間の営業利益として259万円の収支モデルを例に挙げています。

フランチャイズでカフェを開業するメリット

なかには、「フランチャイズに加盟しなくてもカフェを開業できる」と考えている人もいるのではないでしょうか。カフェフランチャイズにはさまざまなメリットがあります。ここでは4つのメリットを紹介します。

未経験でもカフェを開業できる

通常、カフェを開業するとなったらどこかのカフェで経験を積んだり、スクールや独学でカフェ経営のノウハウを学んだりするのが一般的です。

もちろん、これらを経ずにまったくの未経験でも個人や法人でカフェを開業できますが、コンセプトやメニュー構成を考えなければいけないほか、アルバイトスタッフの採用や教育、集客のためのチラシ作成など、あらゆる面でノウハウが必要です。

一方、フランチャイズなら開業まで手取り足取りサポートしてもらえるだけでなく、カフェ経営のノウハウをすべて享受できるので、未経験や異業種から参入しても開業できます。

良い立地に出店できることもある

“売上の7割は立地で決まる”といわれるくらい、店舗ビジネスにおいて立地は重要です。どんなに有名なカフェで修行をしてこだわりのコーヒーを淹れられるようになったとしても、立地のチョイスを誤ってしまうと集客できずに苦戦してしまうことも珍しくありません。

フランチャイズであれば本部が立地選定をサポートしてくれるだけでなく、知名度やそれまで築いた信用から、個人では紹介してもらえないような物件を紹介してもらえるケースもあります。大規模なショッピングモールや駅の構内など、多くの集客が見込める立地に出店できれば、繁盛店として成功できる可能性も高まるはずです。

知名度があるので開業時から集客しやすい

イチからカフェを立ち上げる場合、認知度は“ゼロ”からのスタートになります。認知してもらうまでにかなりの時間を要し、集客に苦戦するカフェも少なくありません。

フランチャイズの場合はすでに知名度があることが多く、それが集客のしやすさにつながります。オープン初日から多くの来客が見込める点もフランチャイズに加盟する大きなメリットです。

事業をより早く軌道に乗せられる

採用面や資金面などカフェ経営には困難がつきものです。個人で開業したらすべて自身で解決しないといけないだけでなく、すべてが試行錯誤になるので解決策を見出せずに経営が危うくなる可能性もあります。

フランチャイズ本部はさまざまな失敗を経験したうえで、成功パターンのみをノウハウとして共有してくれるので、事業をより早く軌道に乗せられるはずです。

なかには勉強会などを開催して加盟店同士の横のつながりをサポートしているフランチャイズもあります。成功事例はもちろん失敗事例も共有することで、よりスピーディに成長できるでしょう。

フランチャイズでカフェを開業するデメリット

フランチャイズに加盟することで多くのメリットを得られますが、一方でデメリットもあります。なかにはデメリットを回避できるフランチャイズもあるので、あわせてチェックしていきましょう。

自由度が低く、オリジナリティを出しにくい

カフェフランチャイズでは、基本的に加盟店全店においてサービスや商品はもちろん、外観から内装、営業時間、定休日まですべてが均一化されていて、消費者の多くはそれにメリットを感じて来店しています。

ノウハウがなくてもトレンドを踏まえたカフェ経営ができる一方、自由度が低く、オリジナリティを出しにくい点はデメリットになるかもしれません。なかには店舗限定のオリジナルメニューを許容しているほか、定休日なども自由に決められるカフェもあります。

オーガニックハーブティカフェの「なごみナチュルア」では、フランチャイズ本部に申請すればティーメニューのオリジナル開発ができるほか、フードもオリジナルのメニューを提供できます。内装や営業時間、定休日にも縛りがないので、裁量を持ってフランチャイズ加盟したい検討者にはピッタリです。

また、「髙木珈琲」のフランチャイズでは、自身の名前で「○○珈琲」と名付けられる家紋制度を導入するなど、オリジナリティを出せるフランチャイズもあります。

加盟金やロイヤリティが必要

カフェフランチャイズに加盟するには加盟金や保証金が必要で、一般的には自身で開業するよりも多額の資金を用意しなければいけません。

また、加盟してからは本部に対して毎月ロイヤリティを支払う必要があります。ロイヤリティは本部によって異なり、売上の2%など「変動型」を採用している本部もあれば、毎月10万円などというように「固定型」を採用している本部もあります。

コメダ珈琲店」ではロイヤリティを1席あたり1500円(月額/消費税別)に設定するなど本部によってそれぞれなので、加盟するときは十分に確認するようにしてください。ロイヤリティについては、「フランチャイズのロイヤリティはなぜ払うの?種類や相場を正しく知ろう」の記事でも紹介しています。あわせてご確認ください。

良くも悪くも他店舗の影響を受けやすい

ブランド力が集客に良い影響を与える一方、悪評も影響するのがフランチャイズのデメリットです。ある店舗で虫などの異物混入や食中毒が発生したり、いわゆる“バイトテロ”が起こったりしたら、自身の店舗でも売上ダウンは免れません。

こういった事象は規模の大小に関係なく起こる可能性はあるため、本部がその後にどういった対応を取るかでダメージ具合が変わってきます。フランチャイズ本部を選ぶときは、過去のトラブルに対してどう対応したかなどに着目することが大切です。