【本部取材】韓国トレンドを取り入れる美容サロン 韓国肌管理Belleの開業モデルとは?
美容への関心は女性だけでなく男性にも広がり、市場はコロナ禍以降も伸び続けています。そうしたなか、韓国で流行する施術をいち早く日本に取り入れ、フランチャイズ展開を進めているのが「韓国肌管理Belle(以下、ベル)」です。ハーブピーリングを中心としたフェイシャルケアを軸に、現在122店舗を展開。運営元は小顔専門店リフトなど複数のブランドを手がけています。
美容未経験のオーナーが大半を占めるという同ブランドの開業モデルについて、フランチャイズ・ショー大阪2026のブースでお話を伺いました。
韓国トレンドを商材に変えるベルというブランド


韓国肌管理Belleでは、ハーブピーリングをメインに施術しています。韓国で流行っている施術を日本でも受けられるようにする、というのが「韓国」を冠したブランド名の由来です。
ハーブピーリングが中心ではありますが、あくまでフェイシャルのトータルケアという位置づけです。毛穴洗浄のメニューや、ダーマと呼ばれる施術なども取り入れています。

違うというよりは、トレンドの部分です。韓国で流行っているものはやはり最先端の美容だったりするので、そういったものをいち早く日本に取り入れています。わざわざ韓国まで行かなくても、日本で受けられますよ、という考え方ですね。
ハーブピーリング自体は、正直それほど珍しいわけではありません。ただ、その中でもクオリティを高く、お客さまに合わせていろいろな商材を提供できるのが強みです。

そうです。流行っている商材をいち早くリサーチして、私たちの商品に作り変えて提供しています。
ここはフランチャイズに加盟するメリットでもあるのですが、まず私たち直営で試して良かったものをフランチャイズに下ろしています。今も新しいセルフメニューや商材を日々試していて、手応えがあるものだけを「これを新たに導入していきましょう」とフランチャイズ店にも展開する。日々更新していっているような感じです。
加盟者の9割が男性、多くが美容未経験


割合としては、個人の方が7割くらい、法人の方が3割くらいです。男女比でいうと9割ほどが男性で、しかも美容はもともとやったことがない、最初は検討もしていなかったという方が加盟してくれています。

やはり手離れの良さ、サポートの手厚さというところですね。そのうえで収益性も見ていただいています。
たまたま手離れがよくて副業でもできる、その稼ぎの事業が美容だった、という方が多い印象です。美容がやりたくて始めたというより、本業以外の収入の軸として選ばれている、という感覚に近いですね。

脱毛サロンとはよく比較されるのですが、まず大きな違いとして、お客様に高額なローンを組んでいただくような売り方はしていません。
もう1つ、脱毛の場合は、気になるムダ毛を永久脱毛できてしまえば、それ以降お客様が来なくなる。一方で、肌そのものが永久にきれいになるということはありません。生活が乱れれば肌は荒れますし、継続的な需要がずっとある。似ているようで、この違いは大きいと思います。

コロナ禍のころから、ずっと伸びてきている状況です。私たちは女性専門ではなく男性のお客さまも来られるのですが、その男性客が市場的にも増えていて、当店でも今は10〜15%くらい増えてきています。もちろん女性も増えています。
背景には、結婚が遅くなっている流れもあると思います。独身の期間が長いと、美容に通う頻度も高くなる。さらに韓国アイドルの人気などもあって、「あんなふうにきれいになりたい」という気持ちがエステに向かう。人口自体が増えなくても、美容は伸びていく要素があると感じています。
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開業から運営までの流れ


オープン前は、PM(プロジェクトマネージャー)がサポートします。まずは物件探しからです。私たちのほうでエリア調査をして勝てそうなエリアを絞り、物件探しや不動産へのお問い合わせまでイチから進めます。物件が決まったら、内装やレイアウト、見積もりも本部が進めます。
同時に、スタッフの採用も動きます。求人広告は本部で出し、お問い合わせから一次面接までは本部が担当します。一次面接を通った方だけオーナーさんにつなぎ、最終面接を三者面談のような形で行う。そこでオーナーさんには合否だけを決めてもらう流れです。雇用契約自体はオーナーさんと結びます。

開業後は、基本的にSVという担当が1名付きます。日々の売上やスタッフへのマネジメントをサポートする役割です。
オーナーさんがサロンに顔を出す頻度は、月に1回くらいです。売上の1割ほどが現金なので、金庫にたまった現金を定期的に回収してもらう、そのときに店舗へ行くくらいですね。それ以外で一番大事な業務は消耗品の発注です。スタッフから「この商材がなくなりそうです」とLINEグループに連絡が来るので、ネットで決済してもらう。とはいえ毎日ではありません。シフト管理はSVや店舗スタッフが担います。

そうですね。大事な意思決定のところは、あえてオーナーさんに権限を持っていただいています。
1ヶ月の研修と集客サポート


一番強くお伝えしたいのは研修です。一般的なエステや美容サロンでは、店舗内で技術の上手い人にちょくちょく教わって学んでいくのが普通だと思います。
私たちは毎月まとめて研修講師が授業をします。座学から施術、実際にお客さまを呼んでの接客や開店、営業するところまで、1ヶ月ほどみっちり研修します。基礎をしっかり学んだうえで配属できるので、スタッフさんの技術や接客のブレがなくなるんです。

SVや、店舗のエステを管理している事業責任者が、売上の良い店舗のノウハウを毎月共有して教育しています。
ただ大事なのは、技術そのものよりもコミュニケーション力や営業力です。ですからSV側も、技術のフィードバックというより、回数券の売り方や再来店につなげる促し方を、録音を取ってロールプレイのような形で教えています。採用の約90%はエステ未経験からで、エステは資格も必要ないので、幅広く求人できます。

ネット集客がメインなので、看板もいりません。大きなフランチャイズだと路面店でなければダメ、何坪以上でなければダメといった条件があると思いますが、私たちはそこがかなり幅広いんです。マンションの1室、平均12坪ほどで開けます。
集客まわりは本部が代行するイメージです。ホットペッパーのアカウント発行と契約だけはオーナーさんにやってもらい、そこからはログインIDを共有してもらって本部で運用します。ここは今、とても重要な部分ですね。
122店舗の実績と多店舗展開


ベルは今、122店舗ほど展開しています。
オープンから半年くらいはスタッフ1名で稼働します。その段階で1人当たり売上が平均120万円ほど、営業利益で20〜30万円くらいは出せます。それでも稼働率は40〜50%いかないくらいです。半年ほど経つとスタッフを1人追加して、2名稼働に移っていく流れです。

200店舗以上を出せないことはないのですが、あえて出さなくてもいいのではないかと考えています。それよりも、本部が展開している別のブランドで出してもらう形がいいのではないかと考えています。
たとえばリフトは、今年1月から既存のベルのオーナーさん20店舗ほどが導入しています。直営でも売上が良く、フランチャイズ店でも好調です。今のところ直営もフランチャイズ店も赤字がなく、初月から売れてきています。

眉毛やまつ毛なども含めると、全部で250店舗ほどを運営しています。その中でオーナーさんの数は今110人くらいなので、平均すると2店舗ほど持ってもらっている計算です。中には10店舗、20店舗という方もいます。全体としては、850万円ほどの開業資金帯で始められます。

美容事業がやりたい、というよりは、副業や何か新しいことを始めたい、1000万円以下で探している、忙しくはしたくない。そういう方にこそ始めていただきたいと思っています。本業以外に収入の軸を作りたい方には、もってこいです。「美容には興味がないな」と思っても、ぜひ一度話を聞いてほしいですね。
取材を終えて
韓国肌管理Belleが磨いてきたのは、施術の珍しさそのものよりも、未経験のオーナー・スタッフでも運営できる仕組みです。エリア調査から採用、1ヶ月の研修、ネット集客の運用までを本部が担い、オーナーの関与は月1回ほど。売上を左右するのは技術よりコミュニケーション力だという整理も、現場を数多く見てきたからこその視点だと感じました。
1ブランド200店舗を上限に、リフトなど別ブランドへ広げる展開の考え方も明快です。これから多店舗展開して売上を伸ばしていきたい事業主にはぴったりなのではないでしょうか。副業として収入の軸を増やしたい方は、ぜひ一度話を聞いてみてください。

大阪府堺市出身の編集者・ライター。フランチャイズWEBリポートの運営メンバーとしてディレクション業務に携わり、現在は合同会社デジタル屋さん代表を務めている。これまで100以上のフランチャイズ関連コンテンツの制作を担当。Web制作やSEO分析など幅広い技術的バックグラウンドを活かし、「実装まで見える編集者」として記事制作に取り組む。既知のテーマに新しい視点を持ち込み、読み手が「ワクワクする」コンテンツ作りを信条としている。






