パン屋を開業したい人必見!仕込みが簡単な「冷凍パン生地」を活用するメリットとは
ふんわりと良い香りの漂うパン屋は、訪れるだけで気分がワクワクしてくるものです。そんなパン屋の開業に憧れる人は多いですが、早朝からの仕込みなどが大変で一歩踏み出せないというケースも多く見られます。また、未経験から個人事業主として開業しても、技術の習得に時間がかかったり、実際に成功するとは限りません。
そこで今回は、技術や経験のない方でもパン屋の開業を成功させるために、冷凍パン生地を活用することのメリットについて紹介します。
人気のパン屋開業は成功させるのが難しい
食の欧米化が進んだことや、米よりも手軽に食べられることから、パン食の需要は年々高まっています。総務省の「家計調査(2以上世帯)」によると2013年以降、コメよりもパンへの支出が上回る状態が続いています。
また、子どもの憧れの職業でもパン屋が常に上位に位置していたり、カフェのようにオシャレなイメージがあったりすることから、パン屋に憧れて独立開業する人も多くいます。しかし、パン屋の競争率は非常に高く、成功するのは簡単なことではありません。
経済産業省の「中小企業白書」などの調査データでは、個人事業主として開業して1年後に生き残っている割合は約6割、3年後は約4割と出ており、パン屋に限らずどのようなビジネス、工夫を重ねて競争に勝つ必要があることが分かります。
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未経験でも美味しいパンが焼ける「冷凍パン生地」のメリット
パン屋開業のハードルには事業継続の難しさだけでなく、日々のパン生地の仕込みの大変さにもあります。パン屋といえば朝日が昇る前からパン生地を仕込み、日中は店頭で接客・販売するという働き方が一般的であり、身体への負担も大きなものです。
そこでおすすめなのが、冷凍パン生地を活用したパン屋の運営です。冷凍パン生地とは、二次発酵まで終えたパン生地を冷凍したもので、あとは形成して焼くだけという状態になっているパン生地のことです。パン生地をこねたり発酵させたりという仕込みの手間が解消できるだけでなく、味を安定させることができるというメリットもあります。
美味しいパン生地を作るためには熟練の経験が必要ですが、冷凍パン生地なら未経験者や技術のない初心者の方でも比較的簡単に美味しいパンを焼くことができます。
これからパン屋を開業する方も、すでにパン屋を経営している方も、冷凍パン生地を上手く活用すればパンの質と作業効率を共に向上させることができるでしょう。
冷凍パン生地と焼成後冷凍パンの違い
ちなみに、冷凍パン生地とよく似たものに「焼成後冷凍パン」というものがあります。冷凍パン生地はパンに形成する前の生地を冷凍したものであるのに対し、焼成後冷凍パンは焼き上げたパンを急速冷凍したものとなります。
冷凍パン生地はそれを活用して自由なパンを作ることができますが、焼成後冷凍パンはオーブンで再焼成(リベイク)することで簡単に本格的なパンを作ることができます。
焼成後冷凍パンにはバゲットやプチパンなど様々な種類があるため、レストランなど飲食店で活用するのがおすすめです。一方、冷凍パン生地は自分自身で作りたいパンに仕上げることができるので、ベーカリーなどパン屋での活用がおすすめです。
焼成後冷凍パンを提供するパスコの「パンたす」
創業100年のPascoのノウハウが詰まった業務用冷凍パンを提供するサービスです。パン屋に卸すような冷凍パン生地はもちろん、ベーカリーの専用設備がなくても提供可能な「焼成後冷凍パン」も開発しており、レストランや福祉施設、イベントなどさまざまなシーンで利用可能です。
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冷凍パン生地を使ったフランチャイズビジネス
冷凍パン生地はフランチャイズ展開しているパン屋やコンビニなどでも活用されています。その一部をご紹介しましょう。
焼きたてのパン ロンドン
総合食品メーカー 株式会社オイシスが運営する焼きたてのパン ロンドンは業界でも認知度の高い有名ブランドです。セントラルキッチンですべて加工を終えた冷凍パン生地が本部から加盟店に提供されるため、お店では簡単な形成と焼成をするだけで焼きたてのおいしいパンを販売することができます。
販促活動から新商品の開発まですべて本部が行なってくれるので、加盟店オーナーはお店の運営に集中することができます。特別な技術がなくても開業ができるので飲食未経験の方にもおすすめのフランチャイズです。
リトルマーメイド
リトルマーメイドは1972年に1号店を出店し、現在全国に321店舗を構えるパン屋のフランチャイズブランドです。本部である株式会社マーメイドベーカリーパートナーズは冷凍パン生地を使ったベイクオフシステムを活かして、リトルマーメイドをはじめとしたさまざまなベーカリーブランドやベーカリーカフェを展開しています。
ヴィ・ド・フランス
ベーカリーにカフェスペースを併設した「ベーカリーカフェ」の先駆けとなったヴィ・ド・フランス。山崎製パンの子会社でもある株式会社ヴィ・ド・フランスが運営しています。8割の商品に冷凍パン生地が使用されていて、ベーカリーカフェの運営だけでなく、冷凍パン生地の卸売りも行なっています。
デイリーヤマザキ
デイリーヤマザキは店内で焼き立てパンを提供し競合他社と差別化を図るコンビニチェーンです。コンビニの中という小さなスペースでも、冷凍パン生地を活用することで、本格的な焼き立てパンを作ることができるのです。デイリーヤマザキにフランチャイズ加盟したオーナーの中には、もともとパン屋で店長を務めていたという方もいます。
パン屋の開業はフランチャイズがおすすめ
パン屋のフランチャイズに加盟すると、本部から冷凍パン生地をはじめとする素材を提供してもらったり、日々の運営や経営に関するアドバイスなどを受けたりすることができます。個人事業主として一からパン屋を開業するよりも低リスクで開業が可能です。
未経験でも成功しやすい体制が整えられているので、パン屋の開業を目指している方は冷凍パン記事を扱っているフランチャイズへの加盟も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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