地域活性化の事業者集団まいぷれ! 未経験でも活躍できる理由をフランチャイズ本部の社⻑に直撃取材

フランチャイズWEBリポート編集部 |2020年12月06日 公開 (2024年07月26日 最終更新)
株式会社フューチャーリンクネットワーク 石井丈晴代表

前回の「まいぷれ誕生の理由」に引き続き、自らの足で地域に埋もれた付加価値の高い情報を集め発信する、地域密着のポータルサイト「まいぷれ」の運営母体である、株式会社フューチャーリンクネットワークの石井丈晴代表に、「まいぷれ」のフランチャイズパートナーの役割と、収益モデルについて話を伺いました。

新型コロナウイルスの地域活性化事業「まいぷれ」への影響についても注目です。

全国の地元好きが加盟している「まいぷれ」のフランチャイズとは?

株式会社フューチャーリンクネットワークが展開している「まいぷれ」は、現在全国550以上の地域で地域情報ポータルサイトとして展開しており、その掲載事業者数は15,000以上、月間閲覧数(PV)は全体で800万回を超え、訪問者数では270万人(※2020年10月時点の月間平均)を誇る大型の地域密着ポータルサイトです。

その特徴は、船橋などの一部直営エリアの他は、その全てがフランチャイズ契約による地域に根ざした130以上の地元企業や、まいぷれに加盟するために脱サラなどで新規創業したパートナーによって運営されている点。

そんな「まいぷれ」のフランチャイズに加盟する大きなメリットは、地域の活性化に貢献できる、地域の事業者を支援できる、ということは勿論ですが、事業を継続する上で安心の「ストック型」のビジネスモデルであること。そして、自治体との課題解決事業などへの発展も期待できることです。

しかしいくら地元が好きとはいえ、WEBメディアの運営と聞くと、プログラムなどの専門知識が必要なのでは?営業や取材もやったことがない・・と、不安に思う方も少なくないでしょう。

今回はそうした「まいぷれ」のフランチャイズに加盟を検討される方の、疑問や不安な部分を掘り下げていきます。

まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

株式会社フューチャーリンクネットワーク 代表取締役
石井 丈晴

新卒で株式会社リクルートに入社後、3年で退職して26歳のときに「株式会社フューチャーリンクネットワーク」を創業。地域活性化事業として「まいぷれ」を立ち上げ、全国展開に奔走。

まいぷれ運営は、未経験の方が活躍できる!?

──まいぷれは2005年からフランチャイズ加盟募集を開始し、現在運営パートナーは130社以上とのことですが、そのうち「まいぷれ」事業を本業としているのは何社くらいあるのでしょうか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

2020年10月時点で32社ですので、全体の2〜3割です。以前フランチャイズWEBリポートで取材をしていただいた「まいぷれ小樽」を運営する「株式会社みなとまち情報社」の湊社長のように、まいぷれに加盟するにあたって独立して創業されたパートナー様もたくさんいらっしゃいます。

──まいぷれのフランチャイズに加盟するには、個人事業主ではなく法人であることが必須条件ということでしょうか?
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そうですね。まいぷれでは自治体と連携して行なう事業もあるので、個人の方であれば加盟前に必ず法人化していただいています。とはいえ、いきなり会社設立となると難しいとなってしまいますので、会社設立に関するサポートは充実させています。

ご相談いただければ、ご希望のエリアと同規模のエリアを運営されているパートナー様の過去の事例を参考に、事業計画書の作成などをサポートさせていただいています。さらに開業資金が不安という方もいますので、希望される方には『資金調達のサポート』もご提供しています。ですので、脱サラして開業する方も安心していただけると思いますよ。

不安な方は、まずは自分の地元でできますか?とお問い合わせください。

──まいぷれへの加盟にあたり創業される方も多いとのことですが、一方で事業多角化などを目的とした法人加盟の場合、どのような業種業態の企業が加盟されているのでしょうか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

加盟いただく企業様の業種業態はさまざまですね。ケーブルテレビのプロバイダー事業会社が加盟したパターンもあれば、商工会議所が加盟したパターンもあります。ほかにも、全くの異業種というところで、電設工事やガソリンスタンドなどインフラ事業を展開している会社が加盟するケースも増えていて、本当にいろいろなパートナー様がいますね。

──どのような事業を展開していると相性が良い、またシナジーが生まれやすいといったことはありますか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

まいぷれ事業に関しては、経営陣が「地域貢献をしたい、まいぷれ事業を成功させる!」という思いの部分が絶対に必要です。逆に、その思いさえあれば業種・業態は関係ないと考えています。

また加盟当時、営業組織がなかったというパートナー様も加盟後ご活躍されています。実際に約130社のうち営業未経験でスタートした会社は80社以上ですので、60%以上が未経験からスタートしていますね。

──営業経験のある方や営業組織をお持ちの企業の加盟が多いのかと思っていましたが、半数以上は未経験なんですね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そうですね。むしろ営業経験やシナジーがありそうな、地域情報誌やフリーペーパーを発行しているなど、「まいぷれ」と近しい事業を展開している企業のほうがうまくいかないかもしれません。

その理由は、「まいぷれ」に加盟されたパートナー様には、営業組織の作り方から営業のノウハウ、マネジメント方法まで、20年かけて培ってきた成功のノウハウを1からご提供させていただくからです。近しい事業を展開している企業だと、『既存のやり方』に固執してしまうことがあります。その一方で、異業種・未経験から加盟いただいた方は、まいぷれのやり方を一から取り入れてくれることが多いんですね。

──これは他の本部からも聞くことがありますね。まいぷれのフランチャイズへの加盟を検討されている方は、初めてのメディア運営でうまくいくのか、自分にできるのかと不安もお持ちかと思います。従来のやり方に固執してしまう以外に、運営がうまくいかなくなるケースはありますか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

運営がうまくいかないケースはいくつかありますが、中でも多いのが「まいぷれ」の専従者を置けないことですね。加盟を検討している方には、「まいぷれの専従者を置けない場合は加盟しないほうがいい」と伝えているほど重要なポイントです。

一見、ほかの業務と兼務できそうなんですが、事業の成長スピードが圧倒的に遅くなります。「まいぷれ」のビジネスモデルは掲載数をどんどん増やして、収益を積み上げていくストック型なので、損益分岐点までをいかに早く乗り越えるかが勝負になります。

まいぷれ本部も、損益分岐点を超えるためにパートナー様に伴走させていただくのですが、運営を成功いただくには、理念やビジョンに共感していただくのは勿論ですが、まずは専従者をおきスピーディに事業を軌道に乗せる、という部分に理解をいただく必要があります。

──営業や取材を行い、さらにコンテンツに落とし込むとなると、ほかの業務と片手間でできるような事業ではありませんよね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そうですね。コンビニなどとは違って、まいぷれの事業はサイトをオープンした翌月に黒字になるなんて100%あり得ません。パートナーにもよりますが、オープンして12ヶ月、早くても7〜8ヶ月はずっと赤字が続きます。ですがその後は、よほどのことが無い限り黒字が続きます。それを理解し、地道に掲載数を増やすなど愚直に続けられるか。これがキモになってきます。

──なるほど。早い段階で損益分岐点となる掲載数を達成できれば、その後の運営が一気に楽になりますね。だからこそ専従者が大事なんですね。

未経験・異業種が活躍できる「まいぷれ」の手厚いサポート

——既にいくつかお伺いしましたが、営業未経験や異業種から加盟したパートナーが多く活躍されていますが、それを実現している「まいぷれ」のフランチャイズ加盟パートナーへのサポートについて教えてください。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

サポートというと少し違うかもしれませんが、フランチャイズならではの横のつながりを大切にしています。違うエリアのパートナーは競合ではなく仲間なんですね。今年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催になりましたが、年に1回、全国のパートナーが集まる代表者会議を実施しています。これは「まいぷれ」の現状と今後の展開について確認し、合意形成をとるための会議で、基本的には全国のパートナーの代表者様にお集まりいただいています。

そのほか、報告会というのを年に3回開催していて、参加は任意になりますが、毎回テーマを決めて、まいぷれ本部からの事例共有および情報交換をさせていただいたり、北海道、東北、中国・四国、九州など近隣エリアのパートナー様が集まって情報交換などをする場も、まいぷれ本部が主催して開催しています。

年に一度、まいぷれに加盟している全国の130を超えるパートナー企業の代表者が一堂に会する代表者会議
——代表者会議以外にもあるんですね。パートナー同士が横のつながりを作る機会が豊富ですね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

それ以外にも「営業初心者研修会」や「マネージャー研修会」など、レベルに合わせた研修もご用意しています。ほかの本部がどれくらい開催しているか分かりませんが、私としては毎週でも開催したいくらいです(笑)。

とはいえ、さすがに毎週は無理なので、最近はLINEやYouTubeなどを使って新しいサービスやトピックについて紹介したり、ライブで質問を募って答えたり、などといったこともやっています。

(左)代表者報告会、(右)マネージャー研修会の様子。その他にも営業等各種研修会やLINEでのノウハウ共有、YouTubeチャンネル「まいぷれチャンネル」の開設など加盟後のサポート充実
——フランチャイズに加盟したら終わりではなく、加盟後もきちんとサポートしていただける様子が伝わってきます。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

ありがとうございます。もちろん情報共有だけでなく、日々の全国のパートナー様の運営を常時15人体制でサポートしています。そのなかで対応として多いのが原稿の校正です。

パートナー様が地元の事業者様を取材をしてコンテンツに落とし込んだら、公開する前には必ず、まいぷれ本部のプロの目で校正を行っています。そうした原稿の確認はもちろん、HTMLやCSSなどWEBの知識が無い方でもきちんと運営できるようにサポートさせていただいています。

——専門知識がなくてもしっかりサポートいただけるということですね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

はい。パートナーのステージに合わせて、サポートの方法を変えているのも特徴になります。加盟初期のパートナーについては、損益分岐点に到達(黒字化)するまでの間、こまめに連絡を取り合ったり、ときには一緒に飛び込み営業をするなど、徹底的にサポートさせていただいています。

一方で、すでに黒字化しているパートナーについては、独自の運営を行っていただくために連絡の頻度を減らすなど、状況に応じて適切な距離感でサポートするようにしています。

——サポートとは少し異なりますが、WEBの知識のない方でも運営できるようなシステムが提供されるのもパートナーからすると魅力ですよね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そうですね。インターネットはどんどん便利になっていくので、情報プラットフォームとしての付加価値を高めていっています。2020年の5月には、まいぷれに預けた事業者様の最新情報をGoogleの検索結果やGoogleマップに自動で連携できる機能をリリースしました。

そして10月には掲載いただいている事業者様の情報発信を、より簡単に身近に行っていただけるようにLINE投稿機能もリリースしました。

LINEのトーク上で、写真と文章を順番に入力すれば、「まいぷれ」にその内容が投稿されるため、掲載事業者がより手軽に情報発信をすることができるようになった
——パートナー様も、どんどん提案しやすくなりますね。

投資回収を計算しやすいストックビジネスモデル

──ここまで未経験で参入のためのサポート内容などについてお伺いしてきましたが、初期投資や収益性などお金に関わる部分は気になるところです。まいぷれに加盟するにあたり、初期費用はどれくらいを見込んでおけばいいでしょうか?
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

まいぷれ本部としては、加盟金や物件取得費、そして稼動後の人件費なども含めてざっくり2000万円とお伝えしております。というのも、事務所を構える・構えない、そしてスタッフを採用する・しないなどで変わってくるので、一概にはいえないからです。

──状況によってさまざまですよね。ちなみに「まいぷれ小樽」の、みなとまち情報社は500万円くらいでスタートしたとおっしゃっていましたね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

「まいぷれ小樽」の湊オーナーの場合は少し特殊で、ある事情で副業で始めざるを得えなくなりました。その結果、事務所を構えず自宅を事務所にし、お一人で運営されていたので、初期費用をかなり抑えてスタートになっています。

とはいえ、先程、まいぷれ事業で失敗しないためには専従者がいることが重要と言いましたが、加盟初期をどう乗り切るのかは重要です。加盟される方によって状況はさまざまですので、まいぷれ事業をはじめる段階で予算から逆算して、数値目標を一緒に計画を立てるなど、必要に応じて資金調達などもお手伝いしています。

──ありがとうございます。続いて収益性についてですが、地元を盛り上げるといった地域貢献のイメージが先行する「まいぷれ」も、ボランティアではなく事業なので利益が出なければ、それどころではありませんよね。まいぷれパートナー様はどのように収益化をしていくのでしょうか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

いくつかありますが、収益の柱となるのが広告掲載料です。まいぷれでは、月2000円、7000円、1万円の3つの広告掲載プランがあります。広告を掲載していただく事業所様はさまざまで、店舗や施設、塾、不動産会社、中古車販売店など、その地域の商工会議所に登録されている事業所のほぼすべてがターゲットと言えます。

そんな毎月の掲載料の8割がパートナー様に、残りの2割はロイヤリティとして本部にお支払いいただきます。事業者様には月7000円のプランでご契約いただくことがほとんどですので、その場合、5600円がパートナー様、1400円をまいぷれ本部で分配するということですね。 ※いずれも税別

まいぷれは業種に特化した専門情報サイトを横断するカタチで事業者にアプローチできる
──この月々の掲載料は、地域によって変動したりするのでしょうか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

月々の掲載料は全国で統一してあるので変動しません。一方の初期費用1万5000円については、100%パートナー様の収益になりますので、値引きなど自由に行っていただいて構いません。

──単純計算ですが、100店舗の掲載を獲得すれば、パートナー様は初期費用として150万円、そして広告掲載が終了するまでの毎月の掲載料金56万円が収益になるということですね。掲載数が増える=毎月の売上げアップはわかりやすいですね。広告掲載の契約期間はどのようになっていますか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そうですね。ストック型の収益モデルというのも「まいぷれ」のフランチャイズに加盟する大きな魅力だと思います。契約期間については、縛りは設けておりませんので、掲載いただいている事業者様はいつでも解約できます。ですが、解約率は2019年の実績でわずか1.42%と、高い継続率が出ていますので、解約の心配はそこまでしなくて大丈夫だと思います。

──継続率98.5%以上となると、ほとんど解約がないと言えますね!では開業後、どのくらい契約が取れたら損益分岐点を超えるのでしょうか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

先ほどの掲載料の2割の他に、開業されるエリアの事業所数などによって10万〜20万円と異なる月額の固定費用(研修やサポート、システム利用にかかるロイヤリティ)と、何名体制で、まいぷれ事業を展開するかによっても変わってきますので一概には言えません。

ただ、目安としては3名前後のスタッフで稼働して12〜13ヶ月で単月黒字に、2〜3年程度で初期投資を回収できるようなシミュレーションを提示しています。まいぷれは掲載継続率が高く、一度、黒字に転じたら赤字に転落することは、ほぼありませんので、まずは単月黒字化に向けて掲載店舗数200〜300店舗を目指していただくかたちになります。

そうしていくうちに地元のネットワークがどんどん構築されるので、そこから別の収益化も見えてくると思いますよ。

全国のまいぷれスタッフは、日々地元の魅力を発掘するための取材や掲載店のフォローを行ながら、地元事業者との関係を構築

パートナー裁量の多さが「まいぷれ」フランチャイズの特徴

──別の収益化ということで、広告掲載以外の収益化にはどのようなものがあるのか、教えてください。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

これはオーナーさんの裁量次第なので本当にさまざまで、細かいところだと店舗のチラシや名刺を制作を受ける、などがあります。かんたんに言ってしまうと、地域の事業者様が困っていることならすべてが収益につながります。

──日々の営業を通じて地域の事業者様と仲良くなってくると、地域のお困り毎が集まってくると取材した湊オーナーもおっしゃっていましたね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そうなんです。そういった広告掲載以外の部分は、パートナーの裁量ですべて決めてもらっています。あとは、収益化の方法とはまた意味が変わってきますが、パートナー様が「異業種交流会」を主催して地域の経営者の交流の場を設けたり、事業者様のショップカードやチラシを自分の店以外にも置けるように間を取り持ったり本当に様々です。

まいぷれは掲載いただくことが第一のサービスですが、じつは掲載店の『経営支援』がミッションなんです。こういったことが地域活性化につながるだけでなく、「まいぷれは本気だな、まいぷれに掲載すると、こういう付加価値があるんだな」という風に、事業者様からの見られ方も変わってきます。そうして更に輪が大きくなっていく、やりがいのあるビジネスなんです。

まいぷれが主催した地域の事業者交流会の様子。地元の事業者の横のつながりをつくる場を提供することで、新たなビジネスが生まれることも

コロナ禍で重要性を増す地域情報サイト「まいぷれ」の役割

──現在まいぷれに掲載している事業者のなかには、外食の事業者などを中心に、新型コロナウイルスの影響を受けているところもあるかと思います。広告費というのはまっさきにコストカットされる部分だと思いますが、まいぷれへの影響はいかがでしょうか。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

たしかに新型コロナウイルスが流行しはじめた2020年3月以降、飲食店様を中心に解約がありました。ですが、まいぷれは広告掲載料が安価ということもあり、コストカットの対象になりにくく、ほかの広告系事業社と比べたらダメージはかなり少なかったと思います。

そして緊急事態宣言後の2020年6月以降は新規の契約もかなり増えており、すべてのエリアがマイナス分を完璧に取り戻している、とは言い切れませんが、プラスに転じているエリアも少なくありません。

──まいぷれ小樽の湊オーナーは、8月の時点で「コロナ前より売上が上がった」とおっしゃっていました。他にもV字回復しているエリアもあるんですね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そうですね。地域の情報プラットフォームとして、コロナ禍だからって動きを止めるわけにはいきません。むしろ地域の飲食店のデリバリー情報を、いち早く掲載して地域の人に届けたり、パートナー間で情報を共有するなど、各地で大小様々な地域に貢献する活動を行っていました。

また本部としても、直営エリアの船橋のすべてのお店に直接ヒアリングして回りましたね。「コロナにあたってどういった対策や工夫をしていますか?」と。すると、「実はまだ模索している」とか「こんな工夫をしている」「こんな工夫をしているけどどう思う?」などとさまざまな回答が返ってきました。結果、掲載店との距離がぐっと近づいたように感じています。

──コロナ禍だからこそ、お困りの事業者様も多いですし、隣の事業者の情報、そして地域の情報の重要性は増している気がしますね。
まいぷれのフランチャイズWEBリポート編集部

石井 代表

そう思います。まだまだ「まいぷれ」を単なる広告媒体として見ている方は少なくありません。というのも、地方はとくに顕著ですが、インターネット関係の業者全体に対してドライなイメージがあったりするんです。

でも、コロナをきっかけに、「ちゃんと相談にも乗ってくれるんだ」「経営相談もできそうだ」などと良い評価をしていただけたように思います。

こうした、まいぷれの取り組みに共感いただける方はもちろん、自分の地元でもできるだろうか、と不安が拭えていない方も、オンラインの個別相談会を随時実施していますので、気軽にご参加ください。

──ありがとうございました。

地域活性化事業「まいぷれ」フランチャイズ本部への取材を終えて

地元に貢献できる仕事がしたい、地元を盛り上げたい、という考えがあってもそれを実現できるぴったりな仕事を見つけるのは簡単ではありません。だからといって、起業となるとハードルは一気に上がります。

そんななか、まいぷれは独立開業や資金調達といった、多くの人が最初につまづく部分をしっかりサポートしているだけでなく、本来選択肢の少ないはずの地方や、地元好きが武器になるのが魅力。最近では20代や30代の検討者が増えているのだとか。

「営業経験がないから…」「知識がないから…」と尻込みしている人は、まいぷれ本部が開催している「まいぷれアカデミー」に参加を検討してみてはいかがでしょうか。「まいぷれアカデミー」では、直営編集部の現場同行や先輩パートナーとの座談会、法人設立や創業融資の相談など、契約するまで見れない裏側の部分まで知ることができますよ。


株式会社フューチャーリンクネットワーク 石井丈晴代表

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