加盟店思い
（カメイテンオモイ）

日本でFC展開が開始されたのが約30年前になります。 それから約5年後に発刊されたFC関係の総合年鑑誌を開くと、そこで華々しく紹介されているチェーンのほとんどが今は無くなってしまっているか、見る影もないような状態になっていることが発見できます。 時代の盛衰、経営の厳しさを感じさせられます。

そんな中でも、未だに健在で活躍している本部に共通していえるのは、派手さはなくても地道にやってきた本部だといえるように思います。 加盟店思いというのは情緒的に過ぎる表現ですが、加盟店一つ一つをチェーンという輪の大切な一つ一つであると考えてきた企業であったようです。

加盟店を大切にします、全面バックアップしますと、パンフレットでは本部が加盟店を完全バックアップと謳っていますが、実際にはとても難しいことです。 加盟契約以上のことが本部には求められますが、それを本気で行う本部であるかどうかの見極めはとても大切です。もちろん加盟店は加盟店で求められる以上のことを実践していかねばなりません。

FCはアメリカ渡来の契約ビジネスであり、ドライなビジネススタイルですが、日本では情的な面が欠けるとあまりうまくいかないようです。 少なくとも今までは。