居酒屋のフランチャイズ一覧!開業に必要な費用やオーナーの年収は?
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居酒屋で独立開業なら、知名度やブランド力を活用できるフランチャイズでの開業も選択肢の一つです。そこでこの記事では、居酒屋のフランチャイズに関する情報をまとめ、ブランドごとの特徴などを紹介します。
さらに、必要となる開業資金や、オーナーの年収、フランチャイズで開業するメリットとデメリットについても解説しますので、これから居酒屋の開業を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
居酒屋のフランチャイズ一覧
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以下では、主な居酒屋のフランチャイズを一覧で紹介します。2023年に人気を集めた居酒屋のフランチャイズのほかにも、有名居酒屋フランチャイズチェーンについて紹介していますので、これから居酒屋のフランチャイズを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
2023年の1年間で人気だった居酒屋3選!
SABAR
ブランド名 | SABAR |
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初期費用 | 【路面店の場合】 加盟金:380万円 保証金:138万円 内外装費:1000万円 設備費:485万円 その他開業費:314万円 【繁華街店舗の場合】 加盟金:380万円 保証金:138万円 内外装費:1800万円 設備費:595万円 その他開業費:1074万円 |
収益モデル | 【路面店の場合】 月商:約500万円 営業利益:約111万円 【商業施設内飲食エリア店舗の場合】 月商:約700万円 営業利益:約155万円 |
特徴 | 投資回収を約16〜17ヶ月でも可能。 サービスの専門性が高く、2等立地であっても集客できる。 サバを余すこと無く使用するメニュー構成で食品ロスも少なく、原価率は約29%と低コスト。 |
すみれ
ブランド名 | やきとり家 すみれ |
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初期費用 | 加盟金:300万円 加盟保証金:100万円 施工費:2760万円 ※内装・厨房・POS込み 開業費:220万円 物件取得費:450万円 |
収益モデル | 月商:約700万円 営業利益:約120万円 |
特徴 | 調理がシステム化されている。 素材は、串打ちされた状態で納品され、焼き調理は電気焼き台を使用するため、未経験かつ少人数でも焼鳥屋運営を実現可能。 各加盟店の立地や年数、売上推移などを分析し、担当SVから適時適切なアドバイスが提供される。 エリアごとの会議や勉強会、スマホを使ったスタッフ教育システム構築の支援もある。 |
ときわ亭
ブランド名 | ときわ亭 |
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初期費用 | 加盟金:300万円 保証金:150万円 内外装費:1200万円 設備費:300万円 研修費:50万円 その他開業費:200万円 【リース利用の場合】 加盟金:300万円 保証金:150万円 研修費:50万円 その他開業費:200万円 |
収益モデル | 月商:約750万円 営業利益:約150万円 ※リース利用の場合は約120万円 |
特徴 | 卓上レモンサワーやタッチパネル注文などのセルフ化により、FLP(原価率、人件費率、広告費比率)を55%以下に抑制。 高売上・高利益率により初期投資2200万円(25坪15卓)を、1年以内で投資回収が見込める。 開業費用で比重が大きい内外装費や厨房機器などをリース活用すれば、700万円〜と低投資開業も可能。 |
ほかにもある居酒屋のフランチャイズ
やきとり大吉
ブランド名 | やきとり大吉 |
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初期費用 | リース方式の場合:99万円~ オーナー式の場合:1,800万円~ ※保証金と備品などの実費が別途必要 |
収益モデル | 月商:約150万円 営業利益:約43万 |
特徴 | 本部が指定する研修店舗にて、3か月の実地研修を実施。 全店舗共通の卓上メニューや、店内の装飾を本部で用意。 備品類を店舗専用「大吉ショッピングガイド」から購入できる。 開業後も店舗運営状況を確認し、売り上げ向上に向けたアドバイスを継続してもらえる。 |
串カツ田中
ブランド名 | 串カツ田中 |
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初期費用 | 物件取得費:500万円 内装工事費用:2,000万円 厨房費用: 380万円 加盟金:300万円 取引保証金:300万円 その他開業費用:600万円 |
収益モデル | 月商:約420万円 営業利益:約60万 |
特徴 | 串カツは仕込みの技術の習得がしやすく、時間もかからないため、営業中に仕込みができる。 開店前に仕込みをする必要が少なく、人件費が節約可能。 少人数で運営できるため、人件費も節約できる。 また、調理技術のオープン前トレーニングやスーパーバイザーによる臨店指導、店長会議、大阪研修など、定期的にさまざまなサポートが行なわれる。 |
とり鉄
ブランド名 | とり鉄 |
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初期費用 | 加盟金:330万円 保証金:100万円 内外装費:902万円 設備費:550万円 その他開業費:330万円 |
収益モデル | 月商:約780万円 営業利益:約140万 |
特徴 | これまでの出店データを基準に候補物件の売上予測を行ない、出店可否を判断。 提供時間を短くするメニュー構成などで、オペレーションを簡略化し人件費を削減。 オープン前は本部よりトレーナーを派遣し、店長・スタッフの研修や、立ち上げを支援。オープン後も、年に10回の社員基礎研修に加え、年6回のサービス特化研修など、定期的に研修を実施。 |
博多かわ屋
ブランド名 | 博多かわ屋 |
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初期費用 | 【居抜き物件・15坪の場合】 加盟金:330万円 保証金:100万円 内外装費:550万円 設備費:55万円 研修費:44万円 【居抜き物件・20坪の場合】 加盟金:330万円 保証金:100万円 内外装費:990万円 設備費:66万円 研修費:77万円 その他開業費:110万円 【リース利用の場合】 加盟金:330万円 保証金:100万円 研修費:77万円 その他開業費:110万円 |
収益モデル | 【24坪60席の場合】 月商:約800万円 営業利益:約200万 |
特徴 | 材料をセントラルキッチンで仕込み、一括供給するため職人は不要。 本部は不動産の専門部署を持ち、個人では見つけることが難しい物件も紹介できる可能性もある。 オペレーションがシンプルで、社員1〜2名とアルバイトで営業が可能。 物件調達だけでなく、研修や人材教育、新メニューの開発、SNS等を利用した販促支援、2ヶ月に1度のSVによる臨店などのサポートを受けられる。 |
居酒屋のフランチャイズ開業資金は?
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フランチャイズで居酒屋の開業を考えている方にとって、開業資金がどのくらい必要なのかは気になるポイントではないでしょうか。以下では、フランチャイズの居酒屋の開業に必要な資金について解説します。
初期費用
開業資金の中でも大きな割合を占めるのが、開業に必要な初期費用です。加盟金や保証金をはじめ、物件費用や内装工事費のほか、設備費用や備品購入なども含まれます。初期費用の相場は、一般的に約1,000万程度と言われていますが、居抜き物件を利用することで、初期費用を抑えることができます。
運転資金
開業資金として初期費用の他に必要なのが、運転資金です。人件費や家賃のほか、光熱費などの費用を、半年分程度用意しておくとよいでしょう。また、開業初期はちらしのポスティングやWeb広告などが集客に大きく影響するため、広告宣伝費も必要になります。
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居酒屋のフランチャイズって儲かる?
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以下では、居酒屋のフランチャイズが実際にどのくらい利益を上げられるかについて紹介します。
居酒屋フランチャイズオーナーの年収
ウェブリポで掲載している居酒屋ブランドの収支シミュレーションでは、月間の営業利益は約100万~200万円ほどです。年収にすると約1,200万となります。ただし、金額はあくまでも目安であり、より多くの収入を得ているフランチャイズオーナーもいます。
収入を上げていくためには?
現在の外食市場は、コロナ禍で落ち込んだ需要が回復傾向にあります。競合との差別化がしっかりと図れていることはもちろん、家族連れなど幅広い客層を取り込んだり、インバウンド需要を掴んでいる店が成功しやすいと言えるでしょう。また、利益が少ない場合でも、複数店舗をうまく運営できれば、収入を上げていくことも可能です。
また、特に開業初期に頭に入れておきたいのが、フランチャイズに加盟したから成功するわけではない、ということです。本部からのサポートを最大限利用しながら、経営者としての努力を続けることも必要になります。
居酒屋をフランチャイズで開業するメリット
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居酒屋を個人で独立開業するのと比較して、フランチャイズでの開業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下では、居酒屋をフランチャイズで開業するメリットについて紹介します。
メニュー開発が不要
居酒屋をフランチャイズで開業するメリットの一つに、フランチャイズ本部がメニューを開発してくれることが挙げられます。既に売れている商品を提供できるため、メニューを考える手間やコストを削減でき、経営に集中できます。
コストをカットできる仕組みがある
フランチャイズの場合、仕入れなどにかかるコストを抑えることができる場合があります。たとえば、フランチャイズ本部が材料を一括で大量に仕入れている場合、相場よりも安い価格で手に入れられます。割安で仕入れられるだけなく、安定した仕入れ先を確保できることもメリットと言えるでしょう。
また、材料がセントラルキッチンから供給される場合は、カット済みであったり、調味料に漬け込まれていたりと、仕込みが済んだ状態で納品することで現場でのオペレーションを簡易にし、人件費を抑えられるような仕組みを構築していることも、フランチャイズのメリットです。
ブランドの知名度や、実績を利用できる
フランチャイズで居酒屋を開業する場合、ブランドの知名度や、実績を利用できることもメリットの一つです。とくに全国展開しているチェーン店であれば、知名度も高く、各地での成功例のノウハウを多く持っています。料理のメニューだけでなく、仕込みや調理の方法、接客や集客の方法、店舗の運営方法などのノウハウを開店当初から手に入れられるため、効率的に高品質のサービスを提供できます。
また、知名度のあるフランチャイズであれば、近所に開店したというだけでも、足を運んでもらえる可能性もあります。飲食業界が未経験で参入する場合でも、安定した経営を行ないやすいといえるでしょう。
そのほか
居酒屋をフランチャイズで開業するそのほかのメリットとして、立地や商圏調査、物件選びに関するサポートがあることが挙げられます。希望する立地や物件に集客の見込みがあるかを調べてもらえるため、より低リスクで開業できます。
また、WEBやSNSでの広告、販促物の提供などのサポートが受けられるため、より効果的な集客施策ができることも、フランチャイズで居酒屋を開業するメリットの一つです。
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居酒屋をフランチャイズで開業するデメリット
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フランチャイズから居酒屋を開業するメリットにはさまざまなものがありましたが、デメリットがあることも把握しておく必要があります。以下では、居酒屋をフランチャイズで開業するデメリットについて紹介します。
自分の理想とする店を作りたい人には合わない
居酒屋をフランチャイズで開業した場合、オーナーが自由にメニューを開発したり、店内のレイアウトを決めたりすることはできないことがほとんどです。というのも、フランチャイズ本部はブランドのイメージや提供するサービスのクオリティを保つために、メニューだけでなく使用する材料や調理器具などを指定していることも珍しくありません。
ただし、一部のフランチャイズでは、客層や地域の特性に合わせたオリジナルメニューの提供や、価格の変更を許可している場合もあります。
ロイヤリティを支払う必要がある
フランチャイズで居酒屋を開業した場合、本部のブランドを使用や、研修などのサポート提供の対価として、月額のロイヤリティを支払う必要があります。飲食業界の経験が豊富な方にとっては、ロイヤリティを支払ってまでサポートを受ける必要はないと感じる可能性もあるでしょう。
また、金額がサポートと見合っていないと感じる場合もあるため、さまざまなフランチャイズでロイヤリティやサポート内容を比較しておくとよいでしょう。
他店の影響を受けやすい
フランチャイズの他店舗やフランチャイズ本部が不祥事を起こした場合、イメージダウンなどの影響を受けやすい点もデメリットといえます。異物混入や食中毒などの問題はもちろん、接客の悪さなどもやり玉にあがりやすいため、そのような問題が他店舗で起こった場合、自分の店舗で気を付けていた場合でもイメージが悪くなってしまいます。
また、SNSでのいわゆる「炎上」も、集客や売り上げが下がってしまう原因の一つです。そのため、フランチャイズを選ぶ際には、各店舗への指導や管理体制がしっかりしているかを確認するようにしましょう。
居酒屋のフランチャイズで成功するためには?
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以下では、実際に居酒屋をフランチャイズから開業する場合に、成功するためにはどのようなポイントに気を付けるべきなのかについて紹介します。
他にはない強みのあるフランチャイズ本部を選ぶ
フランチャイズを選ぶ際には、他店と比較した際に強みがあるブランドを選ぶことが大切です。居酒屋はとくに競合が多い業態であるため、競合との差別化をしっかりと図る必要があります。例としては、特定の食材をメインで取り扱うなど、専門性がある店舗にすると差別化がしやすくなります。
また、差別化によって「あのメニューがあるからあの店に行こう」という目的来店の集客がしやすくなり、売り上げの安定にもつながります。
実績のあるフランチャイズ本部を選ぶ
多くの出店実績があるフランチャイズ本部は、豊富なデータに基づいた分析や、売り上げのシミュレーションを詳細に行なうことができます。そのため、実績のあるフランチャイズ本部から居酒屋を開業することで、リスクを避けた出店がしやすくなるといえるでしょう。
また、実績が豊富であるということは、その分知名度も高い傾向にあります。フランチャイズブランドの知名度を活かすことができれば、早期の安定経営が期待できるでしょう。
サポートが充実しているフランチャイズ本部を選ぶ
フランチャイズ本部が行なっているサポートには、さまざまな種類があります。具体的な例は以下の通りです。
●立地調査
●物件紹介
●集客・広告支援
●採用に関する支援
●研修の実施
サポートの内容は本部によってそれぞれ異なるため、サポートしてもらえる内容と自分の経験と照らし合わせ、必要なサポートが充実しているフランチャイズ本部を選ぶことで、フランチャイズオーナーとして成功できる可能性が高くなります。
すでに開業しているオーナーの話を聞く
フランチャイズ本部を選ぶ際には、さまざまなフランチャイズの加盟資料を比較するほかにも、すでに居酒屋を開業しているオーナーから直接話を聞くこともおすすめです。本部によっては、既存店舗のオーナーと直接話せる機会を用意していることもあるため、実際のオーナーの声を聞いてフランチャイズ本部やブランドの強みを判断することで、失敗しないフランチャイズ先を選べる可能性が高くなります。
ウェブリポにて掲載している居酒屋フランチャイズ【とり鉄】では、既存オーナーから話を聞くことができる場が設けられています。詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
まとめ
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居酒屋をフランチャイズから開業する際には、自分に合ったフランチャイズ本部を選ぶことはもちろん、フランチャイズのメリットとデメリットについてしっかりと把握しておく必要があります。フランチャイズWEBリポートでは、居酒屋のフランチャイズ企業を多数紹介しています。資料請求をして開業に必要な資金やサポート体制についての確認が可能ですので、ぜひ一度フランチャイズWEBリポートで資料を請求してみてください。
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