介護フランチャイズで開業するメリット・デメリットとは

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年07月31日 公開 (2024年08月31日 最終更新)
介護フランチャイズのメリット・デメリット

介護事業で独立開業する場合、フランチャイズから店舗を開業することで、さまざまなメリットを得られます。デメリットや注意点に関してもあわせて知っておくことで、開業初期から安定した売上を実現することが可能です。今回は、介護事業をフランチャイズから開業するメリットとデメリットについて紹介します。

介護フランチャイズに加盟するメリット

まずは、介護事業を展開するフランチャイズに加盟するメリットについて3つ紹介します。今回紹介するメリットは、以下の3つです。

・複雑な開業手続きをサポートしてもらえる
・豊富なノウハウを提供してもらえる
・本部の知名度を活かせる

メリット①複雑な開業手続きをサポートしてもらえる

介護事業の特徴の1つとして、開業が難しいことが挙げられます。施設の要件が複雑であるほか、開業の際に提出する必要がある書類の数が多く、内容も専門的であることなどが主な理由です。しかし、フランチャイズから開業する場合なら、必要書類の制作をフランチャイズ本部にサポート・代行してもらえるため、スムーズに開業することができます。また、設備要件に適合した物件を用意してもらえたり、施設設計を支援してもらえたりすることもメリットです。

メリット②豊富なノウハウを提供してもらえる

フランチャイズ本部には、これまで数十〜数百におよぶ施設を展開して得たノウハウがあります。成功事例はもちろんのこと、失敗事例も豊富にあるため、どうすれば安定した店舗経営を実現できるのかを熟知しています。フランチャイズから介護事業を開業することで、本部の豊富なノウハウを提供してもらいながら店舗を運営できるので、失敗するリスクを回避しやすくなるでしょう。

メリット③本部の知名度を活かせる

介護事業は人の健康や命に関わるビジネスであるため、利用者やその家族が安心して利用できる施設であることが重要なポイントになります。フランチャイズから介護事業を開業することで、これまで本部が培ってきた信頼感や知名度を活かして店舗を運営できます。集客に有利なだけでなく、他企業との取引を行なう際にも信頼を得やすくなるでしょう。具体的なメリットとしては、物件交渉を比較的スムーズに進められたり、銀行などからの融資が受けやすくなったりすることが挙げられます。

介護フランチャイズに加盟するデメリット

介護のフランチャイズに加盟することには、以下の2つのデメリットがあります。

・加盟金・ロイヤリティを支払う必要がある
・自由に経営できない可能性がある

それぞれ詳しく解説します。

デメリット①加盟金・ロイヤリティを支払う必要がある

介護事業に限った話ではありませんが、フランチャイズ契約を結ぶ際には、加盟金が必要になります。また、加盟金のほかにも、月々の売上の一部をロイヤリティとして本部に支払う必要があります。

ただし、ロイヤリティを支払う代わりに、フランチャイズ本部からさまざまなサポートを受けることが可能です。そのため、加盟金やロイヤリティを支払うことは、一概にデメリットとはいえないでしょう。

デメリット②自由に経営できない可能性がある

フランチャイズの場合、本部によって店舗の経営方針などが定められていることがほとんどです。そのため、サービス内容にオリジナリティを出すことは難しい場合があります。ただし、本部の経営方針はこれまで培ってきたノウハウを基に定められていることから、本部の経営方針に沿って店舗を経営することで、失敗するリスクを大幅に減少させられるでしょう。

介護フランチャイズを始めるなら注意したいポイント

介護事業は、さまざまな他の業種と比較すると、開業する際に満たす必要がある要件が細かかったり、店舗経営には専門知識が必要になったりするなど、開業の難易度が高いことが特徴です。そのため、介護事業をフランチャイズから始めることは、開業後のリスクを減らす観点から、賢い選択といえるでしょう。ただし、フランチャイズから開業することで必ずしも店舗経営が成功するとは限りません。店舗経営の際には、以下の3つのポイントを押さえておくとよいでしょう。

1.まずはフランチャイズ本部の経営方針に沿ってやってみる
2.現場に目を配る
3.人材の流出対策を行なう

先述の通り、フランチャイズ本部は豊富な経営ノウハウを持っています。まずはフランチャイズの経営方針に沿って店舗を経営することで、成功に一歩近づくことができるでしょう。また、介護事業では現場の現状をオーナーが把握できていないケースもめずらしくありません。スタッフや利用者の間でいつの間にか不満が膨れ上がっていることもあるため、店舗の経営や事務作業が忙しい場合でも、しっかりと現場の状況に目を配る必要があります。現場に目を配ることができれば、人材流出の対策にもなるでしょう。介護の現場では、伸びる需要に対して人材不足が顕著です。そのため、現場の環境を整えることはもちろん、魅力的な労働条件などを設定し、スタッフの流出を防ぐのが大切です。

介護フランチャイズのメリット・デメリット

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