リペア&修理フランチャイズの人気TOP10!開業費用や収支も紹介します

サカイシュウジ |2024年10月04日 公開
リペアFC人気ランキング|開業費用や収益、選び方も紹介!

リペア・修理系のフランチャイズは、低資金からでも始めやすく、技術を一度習得すれば安定した収入が見込めることから、独立開業を目指す方に人気があります。また、最近の円安や物価上昇・AI技術の進化により、手に職をつけることが求められる時代背景もあり、リペア・修理系のフランチャイズへの関心が高まっています。そこで今回の記事では、リペア&修理フランチャイズの人気TOP10ブランドを紹介します。あわせて開業費用や収支も紹介するので、独立開業を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

リペア&修理フランチャイズの魅力

リペア・修理系のフランチャイズは、脱サラをして独立開業を目指す方に人気があります。理由の1つとして挙げられるのが、店舗を構えなくても開業できるケースが多く、低資金からでも始めやすい点です。さらに、リペアや修理に関する技術は、一度習得してしまえばその後は安定した収入を得やすいため、安心感があることも魅力として挙げられます。円安や物価上昇に加え、AI技術の進化などで現在の仕事に不安を抱く人が増えている背景もあり、手に職をつけられるリペア&修理フランチャイズが注目を集めています。

リペア&修理フランチャイズの市場性

リユース市場規模(推移と予測)

近年では、景気の低迷やSDGsの流行などの影響を受けて、リユース・リサイクル市場が注目されています。実際に、『リサイクル通信』を発行する株式会社リフォーム産業新聞社が独自に調査を行なった「リユース業界の市場規模推計2022(2021年版)」によると、リユースや中古品市場の規模は12年連続で拡大しており、今後もさらに需要が増加すると予想されています。

フランチャイズ加盟にかかる費用

無店舗型のフランチャイズに加盟した場合、開業に必要なものは修理用の工具と移動・荷物運搬用の車のみで済むことも珍しくありません。すでに車を所有している場合であれば、以下の事例のように、開業費用が100万円以下からでも始められるフランチャイズもあります。

【開業費用の実例をご紹介】
フランチャイズ名 スマホなおし太郎
加盟金 20万円
研修費 30万円
部材購入費 30万円
その他 19万8000円
開業費用合計 99万8000円

<スマホなおし太郎の開業費用はこちら>

リペア・修理フランチャイズの収益モデル

ここまでリペア・修理フランチャイズの魅力や市場性について解説してきましたが、実際に開業を検討するとなると気になるのは「どれくらい儲かるか」ですよね。一言でリペア・修理フランチャイズといっても、なにを取り扱うかによって売上や利益は変わってきます。ここでは、代表的なリペア・修理フランチャイズの収益モデルを紹介します。

【スマホなおし太郎のフランチャイズ収支モデル(月間)】
項目 内容
店舗サイズ 10坪
営業時間 11:00-19:00
定休日 6日
売上 約 101万円
原価 約 30万円
賃料 約 8万円
光熱費 約 2万円
ロイヤリティ 約 6万円

「スマホなおし太郎」は、スマートフォンやゲーム機の修理を行なうフランチャイズです。店舗が必要なビジネスモデルではありますが、机1つあれば修理作業ができるため、賃料をはじめとしたランニングコストを抑えられます。さらに、修理に加えて買取や保証サービスも提供しており、高収益を狙いやすいビジネスとなっています。標準的な店舗の場合、およそ月55万円ほどが営業利益となる見込みです。
<スマホなおし太郎の収支モデルはこちら>

【あまどい屋(本業コース)のフランチャイズ収支モデル(月間)】
項目 内容
従業員 正社員 3人
売上 約 491万5209円
原価 約 215万6010円
人件費 約 90万円
賃料 約 10万円
ロイヤリティ 約 5万円
その他経費 約 5万円

「あまどい屋」は、家屋の雨樋(あまどい)修理を専門にしたリペア・修理フランチャイズです。雨や雪・台風などにさらされる日本の家屋は雨樋が劣化しやすいため、じつは高いニーズがあるビジネスです。修理費用は損害保険から支払われるケースが多く、顧客の負担を抑えられるため高い成約率や継続依頼を狙えます。自宅で・1人で開業できるため赤字が発生しにくいのもポイント。1件あたり50~70万円の高利益を狙えます。
<あまどい屋の収支モデルはこちら>

リペアフランチャイズで脱サラした先輩オーナーの事例

ここからは、脱サラしリペアフランチャイズに加盟したオーナーの事例を紹介します。

【事例①】48歳脱サラで月商100万超え

「張替本舗金沢屋 足利店(栃木)」のオーナーである山本さんは、24年間勤めたドラッグストアを退職し、約400万円の資金を使って、2018年11月に店舗をスタートさせました。「張替本舗金沢屋」は襖や障子の張替えサービスを提供するフランチャイズで、ただ修理を行なうだけでなく、アート性にも富んだ襖で和室をリフォームすることで、新たな価値を生み出す事業を展開しています。開店前には、本部主催の12日間の開業前研修を受けて技術を習得し、オープンに向けて準備を進めた山本さんですが、開店当日は集客に対して多少の不安を抱えていたそう。しかし、オープン初日に3万枚の折り込みチラシを配布した結果、当日19件、翌日には7件の問い合わせがあり、その翌々週にも2万枚のチラシを配布したところ、当日には11件の問い合わせがありました。その後も、隔週で2万部のチラシを配布する方法を続け、毎月約100万円の売上を安定して維持しています。

山本オーナーの詳しいサクセスストーリーについてはこちらの記事をご覧ください。
48歳脱サラで月商100万超え!未経験スタートのオーナーが「金沢屋」で収益を上げ続けるワケ

【事例②】未経験で脱サラし月商60万円を達成

トータルリペアのオーナーである岡本さんは、独立するまで印刷会社でグラフィックデザイナーとして働かれていたそうです。そして、50歳を前に早期退職し、その退職金を元手にトータルリペアとのフランチャイズ契約を結びました。トータルリペアは、住宅や家具、車の内装やホイールなど、複数のリペア分野から自由に選んで事業を展開できるフランチャイズです。開業後の半年間は苦戦を強いられましたが、大手ハウスメーカーとの継続契約を獲得したことで、現在では月60万円を達成し、安定した収入を得ています。また、前職の経験や人脈を活かし、トータルリペアでの案件と組み合わせて相乗効果を狙いながら、さらに売上を伸ばしていくビジョンがあるようです。なお、独立したことで努力次第でさらに収入を増やせる環境にあることから、次の目標は月商120万円とのことです。

岡本オーナーの詳しい成功ストーリーは、以下の記事からご覧ください。
50歳を目前に脱サラ!トータルリペアにFC加盟して得た安定収入とさらなる目標

リペア・修理フランチャイズ選びのポイント

実際にリペア・修理フランチャイズから開業する場合に、加盟するフランチャイズ本部をどのように選べばよいのかについて紹介します。

リペア対象で選ぶ

修理・リペアの対象は、フランチャイズブランドでそれぞれ異なることから、自分が興味のあるジャンルの修理・リペアで選ぶことも1つの方法です。以下では、参考としてウェブリポで資料請求ができるブランドのリペア対象を紹介しています。ぜひフランチャイズブランド選びの参考にしてみてください。

修理・リペア対象 フランチャイズブランド
スマホなどの精密機器 スマホなおし太郎
家屋・家具 あまどい屋、金沢屋
バッグなどの小物 ドクターレザー
幅広く直したい場合 トータルリペア

初期費用で選ぶ

リペア・修理業のフランチャイズには、店舗を構えて営業するだけでなく自宅でも開業できるものもあるなど、さまざまな形態があります。多くのフランチャイズでは、100万円以下の自己資金で開業することができ、なかには初期費用0円で始められるフランチャイズも存在します。そのため、初期費用がどのくらいかかるかによって、フランチャイズを選ぶことも選択肢の1つです。

サポート内容で選ぶ

フランチャイズ本部によって、提供されるサポートの手厚さには差があります。店舗運営の自由度が低い代わりにサポートが充実しているフランチャイズもあれば、サポートは少ないけれど自由に店舗運営ができるフランチャイズもあります。リペア・修理業を始める方の多くは、業界未経験者や脱サラで独立を目指す方であるため、サポート内容をしっかり確認することが大切です。自分に合ったフランチャイズを選ぶことで、安定した店舗運営にもつながります。

リペア&修理フランチャイズ【TOP10】

ここからは、『フランチャイズWEBリポート』で人気のリペア・修理フランチャイズブランドのランキングTOP10を紹介します。フランチャイズWEBリポートでは各ブランドの詳細に関して資料請求することもできますので、気になるブランドがあった方はぜひ一度お問い合わせください。

順位 ブランド名 FC開始年 自己資金目安
1位 スマホなおし太郎 2020年4月 30万円以上
2位 トータルリペア 1996年6月 100万円以上
3位 あまどい屋 - 0円以上
4位 金沢屋 2012年12月 100万円以上
5位 リペア本舗 2016年4月 70万円以上
6位 ドクターレザー - 77万円以上
7位 屋根MAX 2019年 100万円以上
8位 Teireジョーズ 2021年 40万円以上
9位 マルチ救急24 2006年6月 300万円以上
10位 靴専科 2006年5月 280万円以上

【1位】スマホなおし太郎

「スマホなおし太郎」は、株式会社NEW LIFE MOBILEがフランチャイズ展開するスマホ修理ビジネスです。スマホの修理だけでなく買取やゲーム機の修理、継続収入が期待できるスマホ補償サービスも取り扱えるため、幅広い集客が見込めます。修理技術は研修で習得できるので、未経験者でも安心して開業可能です。また、机1つで作業ができるため、既存店のレジ横などでも手軽に営業ができます。難易度の高い修理は、本部の「スマホなおし太郎修理センター」が対応します。

【2位】トータルリペア

トータルリペアは、自動車・住宅・家具・革製品など、幅広いアイテムのキズや劣化を補修するビジネスです。特殊な技術を使用するため修理の単価が高く、1人で自宅開業が可能なため、開業費や固定費が低いのが大きな特徴です。法人顧客がメインなためリピート利用が多く、安定した収益が見込めます。実際に、年商1000万円以上を達成している事例も多数あります。未経験者でも職人として活躍できるのは、本部が25年以上かけて培ってきたリペア技術と営業ノウハウをパッケージ化し提供しているためです。

【3位】あまどい屋

あまどい屋は、業界初の雨どい専門修理店として低価格で対応できることから、高い評価を得ているフランチャイズブランドです。あまどい屋では、0円からでも事業を開始できるプランを提供しており、本業の合間に副業として営業や集客活動を行なうことができます。業界未経験者でも安心して始められるよう、研修が用意されており、さらに本部が集客したお客様の紹介も行なっています。まずは副業からスタートし、徐々に修理技術を習得しながらステップアップしていく働き方も実現可能です。

【4位】金沢屋

修理・リペアのビジネスは低資金で開業しやすいことから人気がある業態ですが、金沢屋が提供する「襖」の張替えサービスは、他の修理・リペアのビジネスとは一線を画す業態として注目を集めています。業界最大手である金沢屋は、スケールメリットを活かした価格設定を行なっており、多くのお客様に選ばれているサービスです。そのため、競合との差別化に悩むことなく、安心して参入できます。無店舗かつ1人で運営可能なビジネスモデルであることから、初期投資を抑えて独立開業が可能です。

【5位】リペア本舗

リペア本舗は、iPhone・iPad・Android・ゲーム機・パソコンなど、さまざまなデバイスの修理に対応しているフランチャイズブランドです。リペア本舗では、各加盟店ごとに専用のホームページを作成し、さらに集客の要となるインターネット広告のサポートも提供しています。Web集客だけでなく、チラシやポスター・名刺などの販促物も本部が作成したものを活用でき、地域に合わせた効果的な集客方法のアドバイスも受けられます。出店はわずか3坪から可能で、レンタルオフィスやマンションなど、コストを抑えた物件で開業できます。

【6位】ドクターレザー

ドクターレザーは、バッグや靴などの革製品のリペア・リユース取次を行なうフランチャイズブランドです。オーナーは商品の取次業務に専念し、リペアは本部の熟練技術者が担当するため、オーナー自身が修理作業を行なう必要はありません。店舗を持たずに開業することも可能で、独立開業を目指す方に最適なフランチャイズです。また、ロイヤリティがかからない点や、自宅での開業や既存の店舗を活用することで物件費を節約できる点も、独立開業の際に大きなメリットとなります。実際に、開業資金は加盟金と必要経費の77万円のみと低コストです。

【7位】屋根MAX

屋根MAXは、下請けとして建物の屋根修理を行なうサービスを提供するフランチャイズです。近年では、異常気象や台風被害により屋根修理の需要は急拡大していることから、売上増加が見込みやすいため注目を集めています。自宅から現場へ直行するスタイルであるため、店舗を構える必要がなく低資金での開業が可能です。また、未経験からでも研修を経て技術を身につけられるほか、ロイヤリティもかからないため低リスクで開業できるメリットもあります。屋根MAXは下請けとして活動するため営業活動が少なく、施工に集中できることも未経験の方には嬉しいポイントです。

【8位】Teireジョーズ

Teireジョーズは、コンビニや飲食店の厨房機器の保守メンテナンスを行なうフランチャイズです。未経験者でも安心して取り組めるよう、研修制度に加え、現場と本部をオンラインでつなぐ技術サポート体制が整っています。さらに、本部が既に保有している案件を紹介するため、営業活動は不要です。加盟時から、初年度に黒字スタートできる案件数が提供されるので、営業が苦手な方でも安心して開業できます。技術レベルが向上すると、収入が増える複数案件や高単価案件の紹介制度があることも魅力です。

【9位】マルチ救急24

「マルチ救急24」は、幅広い日常トラブルや緊急事態に対応するサービスを提供するフランチャイズです。提供する主なサービスとしては鍵の交換・解錠/排水管洗浄/蛇口交換/ロードサービス/ガラス交換など多岐にわたります。マルチ救急24は在庫を持たない出張型ビジネスであるため、店舗を構える必要がなく自宅で開業が可能です。受付は24時間本部が代行してくれるので、オーナーは集客に関して手間をかける必要がなく、現場の作業に集中できます。

【10位】靴専科

靴専科は、オゾン水を使用した靴やバッグのクリーニング・修理・キズ補修を提供するフランチャイズビジネスです。靴やバッグのほかに、財布などの小物類のキズ補修・修理を手がけることもできます。現在、靴専科で活躍しているオーナーの9割以上が業界未経験者で、「靴が好き」「手に職をつけたい」「定年のない仕事をしたい」といったさまざまな背景から開業されています。靴専科の最大の魅力は、開業前に本部から充実したサポート体制が提供されていることです。

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Webライター・編集者
サカイシュウジ

2020年から転職を機に、ライター活動開始。さまざまな企業のコラム記事の執筆・構成を担当し、現在はライティングと併せて編集・校正・校閲作業やSEO施策にも携わっている。趣味は読書とバンド活動。文章を通して、クライアントの要望に最大限応えられるよう、日々奮闘中。フランチャイズについても勉強しながら楽しく書いています。

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