焼肉フランチャイズ人気ランキングTOP10!選び方やメリット・デメリットも解説
焼肉店を経営したいと思っても、選択肢がありすぎてどのフランチャイズに加盟したらいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、焼肉フランチャイズの人気ランキングTOP10を紹介します。焼肉業界の動向や焼肉フランチャイズが儲かる理由、焼肉フランチャイズのメリット・デメリットなども解説しています。焼肉フランチャイズに加盟を検討している人は最後までご覧ください。
焼肉業界の市場動向
コロナ禍において外出制限といった措置が採られるなか、外食へのプレミア感から焼肉店の需要が増加しました。また、「焼肉ライク」で匂い対策として設置された1人1台の無煙ロースターと、店内ダクト設備の効果によって換気力が高まり、「焼肉=三密回避」のイメージが定着。ホットペッパーグルメの調査では、2020年8月に検索フリーワードで「焼肉」が約6年ぶりに1位を獲得するなど、焼肉店がコロナ禍の“勝ち組”として注目を浴びました。
これらを背景にコロナ禍以降に焼肉店が増加するものの、帝国データバンクの調査によると、2023年以降に倒産した焼肉店の数は8月までに16件にものぼり、前年比で3倍に増えました。その流れを2024年も断ち切れず、6月までに倒産した焼肉店の数はじつに20件。前年同期比2.5倍を記録しています。
一方で、ポジティブ要因となりうるのが訪日外国人です。日本食が世界的なブームになるとともに、海外では和牛が人気を得ていて、なかでも黒毛和牛は“最高峰の牛肉”とも呼ばれています。焼肉店のなかには、店内のほとんどが訪日外国人というお店も珍しくありません。
新型コロナウイルス対策の水際対策が終了して以降、インバウンド需要が急拡大。日本政府観光局(JNTO)が発表した資料によると、2024年7月の訪日外国人の数は単月で329万人で、コロナ禍前の2019年同月比10.1%増を記録しました。国籍別では中国がコロナ禍後はじめて首位に躍り出たものの、2019年比では26.1%減にとどまっていることから、今後もさらなる増加が期待できます。
たとえば、ワタミが手掛ける「かみむら牧場」ではお手頃価格で和牛食べ放題が楽しめたり、「焼肉ライク」では和牛を使ったメニューを気軽に味わえたり。焼肉復活のカギは、日本人だけでなく、訪日外国人にあるのかもしれません。
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焼肉フランチャイズが儲かる理由
さまざまな飲食業態があるなかでも、なぜ焼肉店は儲かるのでしょうか。その理由のひとつが客単価の高さです。ラーメン店では1000円前後といわれている客単価ですが、焼肉店では3000円から5000円ほどが一般的です。なかには1万円を超える焼肉店も珍しくありません。
また、フードロスが出にくい点も儲かるといわれるゆえんです。肉は冷凍保存できるため、売れ残っても必ずしも廃棄にする必要はありません。フードロスが出にくい分、原価率を抑えられることから儲かるといわれるのです。
焼肉店が儲かるといわれる理由については、「焼肉フランチャイズは儲かる?開業に必要な費用や本部の選び方も徹底解説!」の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
焼肉フランチャイズのメリット・デメリット
フランチャイズに加盟して焼肉店をオープンすると多くのメリットを得られる一方で、デメリットを感じる人もいるようです。ここでは焼肉フランチャイズのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
メリットのひとつ目は未経験でも開業できる点です。フランチャイズなら開業まで手取り足取りサポートしてくれるだけでなく、開業後も本部のSV(スーパーバイザー)が定期的に店舗を訪れて指導・管理してくれるので、困ったときにも安心です。
また、本部がそれまで培ったブランド力を使って集客できる点も焼肉フランチャイズのメリットといえます。オリジナルの事業で焼肉店を開業するとなると、認知度はゼロからのスタートです。認知されるまでに費用と時間がかかるため、なかには認知されずに閉店に追いやられる焼肉店も珍しくありません。一方、フランチャイズならブランド力を武器に、オープン初日からある程度の集客が見込めます。
デメリット
フランチャイズに加盟するときに加盟金や保証金などを本部に支払うほか、加盟後も継続的にロイヤリティを支払う必要があります。オリジナルで焼肉店を開業するよりも多くの費用がかかることをデメリットに感じる人もいるようです。
また、経営の自由度が低いことや契約終了後に同じ業態で開業できない、いわゆる「競業避止義務」があることをデメリットに捉える人もいます。トラブルを回避するためにも、不明点は十分に確認したうえで加盟契約を結ぶようにしましょう。
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焼肉フランチャイズの選び方
多くの選択肢がある焼肉フランチャイズですが、どう選んだらいいのでしょうか。選び方はいくつかありますが、ブランド力で選ぶのもひとつの手です。ブランド力が意思決定の重要な要素になりうるので、ブランド力が高ければその分、集客も期待できるはずです。
また、焼肉店経営のノウハウがない、まったくの未経験の場合はサポート体制を重視するのもおすすめです。焼肉フランチャイズの魅力は本部からサポートを受けられることです。しかしサポート体制はフランチャイズによって異なり、なかには十分ではないサポート体制に不満を募らせている加盟店も少なくありません。
未経験や異業種から参入しても焼肉店経営ができるのは、本部のサポートがあってこそ。サポート体制も選ぶ際の軸のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
そのほか、開業費用なども本部選びのポイントになります。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
焼肉フランチャイズ人気TOP10
最後に、運営実績20年超のフランチャイズメディアである「フランチャイズWEBリポート(ウェブリポ)」における焼肉フランチャイズランキングTOP10をご紹介します。「どんな焼肉フランチャイズがあるかわからないから比較して検討したい」という人はぜひ参考にしてください。
【第1位】焼肉ホルモンたけ田
卓上に設置された専用サーバーで知られる「焼肉ホルモンたけ田」。高品質の黒毛和牛A5肉をリーズナブルに堪能できる点も喜ばれていて、フランチャイズ展開からわずか1年半で50店舗まで拡大(出店準備中含む)。卓上サーバーやタブレットオーダーなど、セルフ要素で省人化を実現。飲食店の人件費は22〜35%といわれるなか、18〜20%を実現しています。
【第2位】焼肉ライク
“1人焼肉”というユニークなコンセプトでその名を知らしめた「焼肉ライク」。お肉はカットされた状態で仕入れ、お客さま自身で焼いてもらうので、味のブレの心配はなく職人も必要ありません。シンプルなオペレーションなので、アルバイトでも十分に活躍でき、人件費も抑えることが可能です。お客さまの滞在時間は25分と短く、最大で1日18回転が可能。月商1500万超えの実績ある店舗も存在します。
【第3位】肉のよいち
「肉のよいち」は米が主役の焼肉店で、釜炊きご飯は注文率80%を誇ります。もちろんお肉にもこだわっていて、肉厚でぷるっぷるの大将牛タンはファンがいるほどの一品です。15坪程度の小型店舗でも開業できるのが魅力で、その場合の初期費用は1420万円から。費用を抑えて焼肉店を開業したい場合にもピッタリ。初期投資を少しでも抑えたい方は、200万の加盟金を1年分割とし、0円にすることも可能です。
【第4位】ときわ亭
「ときわ亭」は卓上レモンサワーの火付け役として2019年の12月に1号店をオープン。2年半で70店舗に到達しています。その秘密は、居酒屋と焼肉の2つの需要を獲得できるだけでなく、“何度も来たくなる楽しい商品と空間”があるから。開業費用のうち比重が大きい内外装費や厨房機器などをリース活用すれば、700万円〜と低投資開業も可能です。約1ヶ月の研修を実施しているので異業種からの参入でも安心です。
【第5位】焼肉きんぐ
「焼肉きんぐ」は物語コーポレーションが運営する郊外型の焼肉食べ放題専門店。物語コーポレーションでは「焼肉きんぐ」のほか、「丸源ラーメン」「寿司・しゃぶしゃぶゆず庵」「お好み焼本舗」といった人気ブランドをフランチャイズ展開するなど、圧倒的な業態開発力が魅力です。既存店の損益計算書も公開しているので、気になる人は要問い合わせ。
【第6位】かみむら牧場
ワタミが手掛ける焼肉店「かみむら牧場」。日本最大級の和牛生産者カミチクグループとタッグを組むことで、A4ランク以上の黒毛和牛「薩摩牛」の安定供給を実現し、お手頃価格で和牛食べ放題を提供しています。最新のフードテックを活用して省人化を実現。満席時でもホール4名の少人数運営が可能です。外食業界40年のワタミが徹底サポートするので、飲食未経験でも安心して開業できます。
【第7位】カルビ火山
「カルビ丼」と「火山うどん」を看板商品に据える「カルビ火山」。本部のサンパークは、飲食を中心に数多くのフランチャイズに加盟して成長してきた会社で、加盟店として65店舗以上を展開しています。自社ブランドも35店舗以上に達するなど、フランチャイザーとしての実績も申し分なし。カット済み野菜を使用するなど、オペレーションが簡素化されているので、飲食未経験にもピッタリのフランチャイズです。
【第8位】天神ホルモン
「天神ホルモン」は福岡・博多で人気のホルモン専門店。博多のソウルフードであるホルモンをお客さまの目の前で焼き上げるなど、ライブ感のある演出も魅力のひとつです。路面店はもちろんですが、駅ビルや商業施設、フードコートにも出店が可能です。商業施設に出店しても、初期投資は約1年半で回収できるなど高収益なビジネスモデルです。
【第9位】ALEGRIA
シュラスコ専門店の「ALEGRIA(アレグリア)」が、肉ブームも相まって第9位にランクイン。味付け済みのシュラスコが本部から届くので、仕込みは串に刺すだけ。未経験から運営が可能です。投資回収の速さが魅力で、物件次第では最短で1年以内での投資回収を目指せます。その理由は、シュラスコを目的に来店するので、出店する立地を選ばず物件費用を抑えられるから。17坪の小規模物件でも運営可能です。
【第10位】大阪焼肉ホルモン ふたご
1人前を半分の量・値段で提供することで、さまざまなお肉を楽しめる本格焼肉店「ふたご」。一般的な外食産業のリピート率が30%程度のなか、ふたごのリピート率は67.8%(2018年4月〜1年間の全店平均)を誇ります。通常の加盟プランのほか、本部が運営代行する「投資型プラン」もあるので、焼肉店経営に興味があるものの、日々の運営にハードルを感じている人や副業として検討している人にも最適です。
焼肉フランチャイズに関する記事
10年の雑誌編集部経験を経て、2016年にフリー編集者・ライターとして独立しました。その後の2023年にオウンドメディア支援(記事制作代行)をメイン事業とする「株式会社Wordeal」を設立。“上位表示だけでなくCV獲得まで伴走型でサポート”をモットーに、フランチャイズWEBリポートをはじめ多くのWEBメディアで記事を制作しています。