脱サラは失敗しやすい?!開業したい人必見!おすすめの仕事5選

企業などに雇われている人なら、一度くらいは考える脱サラ。今まさに脱サラをしたいと考えているけど、どうしたらいいのか。また、脱サラしても、その後どのような仕事を選んだらいいのか分からないという人もいるでしょう。
そこで今回は、開業したいという人に向けておすすめの仕事や開業を成功させるためのポイントについて紹介します。
脱サラしたい理由を見直してみる
自分から脱サラを目指す人だけでなく、所属している会社が倒産してしまい仕方なく脱サラして独立。中には、サラリーマン仕事が嫌になり、「逃げる」という意味で独立を考えている人もいるかもしれません。しかし、この考え方で脱サラしてしまうと、独立してからも嫌なことが起きた場合に、同じように逃げ出してしまう可能性が出てきます。
脱サラをすれば、自分のペースで仕事ができるうえに、雇用される側から雇用する側になれるといったメリットはありますが、反面、安定した月給を得られなくなるなど、それなりのリスクもあります。
そのため、もし独立をしたいなら、決して消極的な動機ではなく、明確なビジョンや目的といった積極的な動機を見つけていく必要があるでしょう。
[PR]脱サラした先輩が選んだビジネス
脱サラの魅力とメリット
脱サラをすれば会社に通う必要がなくなるので、サラリーマンだった頃よりも通勤時間を短縮できるというメリットが生じます。毎朝、同じ時間に満員電車へ乗ることにストレスを感じている人にとっては大きな魅力だといえるでしょう。
上司や同僚との人間関係に悩むことがなくなるということも脱サラのメリットの一つです。脱サラをすれば職場の雰囲気に煩わされる心配がなくなり、自分の裁量で好きなように働くことができるようになります。仕事の内容に関しても、会社の審査を通さずに自己判断で事業を立ち上げられるため、やりがいを感じやすくなります。
サラリーマンの場合、仕事であげた利益がそのまま給与に反映されることはほとんどありません。一方、脱サラでフリーランスになれば、利益を出した分だけ収入も上げることができます。脱サラした年齢によっては、それまで培ってきた経験や信頼関係を仕事に活かせる場合もあるでしょう。
このように、仕事の内容や収入の面でやりがいを感じながら働けるということが脱サラの魅力となっています。
知っておくべき脱サラのデメリット
脱サラすることの主なデメリットは、サラリーマン時代の安定性を失うということです。フリーランスになると、「経営が軌道に乗らない」「景気変動の影響を受けやすい」など、さまざまな要因で収入が安定しない場合があります。
特に、資金面では店舗を構えて独立する場合、多額の初期投資が必要となります。人件費を節約するために、朝から晩まで自分で働かなくてはならない場合もあるでしょう。脱サラするにあたって、開業からしばらくの間は厳しい生活が続くことを覚悟しておく必要があるのです。
また、会社での仕事のように上司や同僚からのフォローを受けることができません。そのため、ミスや体調不良などによる仕事上のトラブルは、すべて自己責任で対処しなければならないのです。このように、脱サラするとあらゆる面において自分で責任を負うことになるため、失敗したときに失うものが大きくなるでしょう。
その他にも確定申告や保険の支払いなど、会社側に任せていた面倒な手続きをすべて自分で行う必要があるということも脱サラのデメリットの一つです。こうした手続きは処理が煩雑で正確にこなすのが難しく、ストレスを感じるという人も少なくないでしょう。
[PR]ロイヤリティ無料のフランチャイズ
脱サラで失敗しない!仕事の選び方とは
脱サラをした後は、スキルや経験を活かせる仕事や、ずっとやりたいと思っていた仕事など、自分に合った仕事を選ぶことが大切です。もし自分にあった仕事がわからない場合は、まず「世の中にどのような仕事があるのか」を調べて選択肢を広げておくのも手です。多くの仕事の種類を知ることは視野を広げてくれますし、いくつかの選択肢から仕事を選ぶこともできます。
また、仕事を選ぶ際に、開業資金を抑えてリスクを減らすことに重点を置くのではなく、投資の回収期間など多角的に考えたうえで選ぶ必要があるでしょう。
脱サラして開業するために必要な準備
脱サラして開業するときは、しっかりと事業計画を立て、必要な行動を一つずつ実行していくことが重要です。
事業計画を立てる際に参考になるのが、日本政策金融公庫の創業計画書です。
その記入内容は8項目あり、
1.創業の動機
2.経営者の略歴等
3.取扱商品・サービス
4.取引先・取引関係等
5.従業員
6.借入の状況
7.必要な資金と調達方法
8.事業の見通し
となっています。これは日本政策金融公庫から融資を受ける際に必要になる書類ですが、事業の概要を整理し、計画を練るのに役立てることもできます。
また、インターネット検索やセミナー参加などを通して、事前に開業のために必要な情報を集めておくことも大切です。開業にあたって用意できる自己資金がない場合は、金融機関から借り入れる、補助金・助成金を活用するといった方法もあるので、利用できるものは積極的に利用しましょう。
[PR]法人の多角化に最適
脱サラして開業しよう!おすすめの仕事5選
世の中には無数の仕事があるため、どの仕事を選んだらいいか分からない人もいるでしょう。ここでは、脱サラ後の開業におすすめな仕事を5つと、おすすめの理由を紹介します。
技術職系フリーランス:オススメ度☆☆☆☆
最初におすすめする仕事は、「技術職系フリーランス」です。この職種には、「システムエンジニア」や「プログラマー」、「デザイナー」、「ライター」などの仕事があります。IT分野の技術職は、パソコン1台あれば仕事ができ、立地や店舗などの初期費用がかからないというもメリットで、副業で始めやすいのが特徴です。スキルが収入に直結するため、スキルが身についていけば、より高収入が期待できるため、おすすめ度が高いといえます。
人材系コンサルやマッチングサービス:オススメ度☆☆☆☆
続いての仕事は、「人材系コンサルやマッチングサービス」です。この職種には、「ファイナンシャルプランナー」「コンサルタント」「カウンセラー」などが当てはまり、相手の相談に乗り、アドバイスをするのが主な仕事となります。大きな事務所を構えなければ初期費用があまりかからないので、開業がしやすいでしょう。スキルだけでなく資格があると相手から信頼を得やすくなります。
教室の運営:オススメ度☆☆☆
3つ目は、「教室の運営」です。「教育系の塾」だけでなく「クリエイティブ」、「資格」、「趣味」などの教室があります。料理や音楽、ヨガ、学習など特定の得意分野を持っている人にはおすすめ度が高い仕事といえます。自宅を教室にすれば家賃もかからないので、独立がしやすいでしょう。
農業や漁業などの第1次産業:オススメ度☆☆
4つ目は、「農業や漁業などの第1次産業」です。これらの第1次産業では、後継者の不足と高齢化が大きな問題になっています。しかし、対策として政府が研修や、就業あっせんを行なっているため独立がしやすい点がメリットです。ただし、自然を相手にすることになるので、収入は安定せず収穫数によって左右されてしまう可能性があります。そのため、自然現象の流れを考察する、売り方を考えるなど細かい対処が必要となってくるでしょう。
フランチャイズ経営:オススメ度☆☆☆☆☆
最後は、「フランチャイズ経営」です。フランチャイズ本部の知名度や商品力、研修支援などを受けることができるので、スキルや知識がなくても独立することができます。飲食店や教育ビジネス、フィットネスジムなど業種業態は多岐に渡るため、自分がやりたい仕事を探しやすいでしょう。知識も経験もなく、起業にためらいを感じている人にはおすすめ度が高い仕事です。
[PR]未経験・初心者でも安心のビジネス
独立する前に知っておきたい!脱サラで失敗する原因

脱サラは、誰がやっても成功するとは限らず、失敗例も多くあります。なぜ脱サラで失敗してしまうのか、その原因や失敗率について紹介します。
脱サラの失敗率
脱サラをした人たちの内、どれくらいの人が起業後に事業を継続しているかという「生存率」について、正確な調査結果はありません。2017年の中小企業白書によると、起業してから1年後の生存率は95%、5年後になると82%になると発表されていますが、この調査結果は零細企業や個人事業主を除いた数字になっています。個人事業主の場合は、さらに年を追うごとに生存率が低下するでしょう。これは、脱サラ後に安定して利益を出していくことの難しさを表しており起業後の数年間は決して安心できないということです。
失敗する原因
廃業の主な原因は「販売不振」による倒産であり、全体のおよそ7割を占めます。こうした販売不振にならないためには、常に新しい販促を行い、顧客のニーズを満たす満足度の高いサービスを提供していくことが大切といえるでしょう。また、「起業の知識が足りない」のも原因の一つです。業種業態によって差はありますが、開業時にはある程度の初期投資やランニングコストが必要となり、資金調達で失敗してしまうと事業を続けることはできません。開業前後にどのような準備が必要なのか、事前に調べておくことが大事でしょう。
脱サラの心構えと成功のコツ
脱サラするときは、勢いで会社を辞めるのではなく、前もって具体的な計画を立てておくことが大切です。開業してすぐに経営が軌道に乗るとは限らないため、運転資金や生活費を十分に用意しておく必要があります。
また、自分本位な目的を優先するよりも、ターゲット層のニーズに合った事業を目指すことで脱サラは成功しやすくなります。計画の段階で、社会のニーズがどこにあるのかをじっくりと検討しておくとよいでしょう。
ライターやITエンジニアなど、副業として始められたり、初期投資が少ない業種を選んでリスクを最小限にするというのも一つの方法です。
自分に合った仕事を選ぶことが大事!脱サラして独立しよう
独立開業に適している業種業態は世の中にたくさんありますが、自分に合っていなければ仕事は続きません。仕事を選定する際には、副業として試してみたり、未経験でも成功しやすいフランチャイズに加盟するという選択肢もあります。もし脱サラ後に開業する業種で迷っているのなら、フランチャイズ加盟も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
[PR]趣味を活かす・好きを仕事に