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2016-05-15 専門家が語る。フランチャイズ・独立開業コラム
株式会社PEOPLE&PLACE 代表取締役
松下 雅憲 |
集客アップをねらうなら「来店目的」ひいては「来街目的」を見定めるべし!
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このコラムのポイント
店舗経営者様、あなたのお店のお客様が来店する理由を掘り下げて考えてみましょう。お客様が来店する目的ひいてはお店がある街に足を運ぶ目的はまだ予想がしやすいかもしれません。この街にどんな施設があるのかもお客様の来街目的にせまる重要な手掛かりが隠されたりするものです。 店単位だけではなく、街にもフォーカスしてぜひ分析してみてください。
フランチャイズWEBリポート編集部
来店客はなぜお店がある「この街」に来るのか?
「あなたのお店に来られたお客様は、この街に何をしに来られたのでしょうか?」
これは、私が研修で店頭に伺う質問のひとつです。
私がこの質問するとセミナーに参加している店長達は
「お買い物でしょう」
「うちの店に来るために来たのでは?」
「この街で働いているからですよね」
と、想像力を働かせながらいろんな答えをあげてくれます。
それらの答えはきっと当たっているでしょう。確かに、お客様達は、この街に買い物やお仕事や、もしかしたらこの店自体が目的であったのかも知れません。
まあ、これくらいなら誰でも簡単に想像がつきます。
では、次の質問です。
「100人のお客様の来街目的の割合は、それぞれ何%なのでしょうか?
一番多い目的はどれで、それは何%でしょうか?」
さて、あなたは、この質問に答えられますか?
私が研修でこの質問をすると、ほとんどの店長は下を向いてしまいます。
そりゃあそうですよね。
さすがにそこまでは想像力を働かせるのは難しいでしょう。
しかし、実は、この割合が非常に大切なのです。
あなたの想像力が、常に一番多くの目的のお客様と同じ視点であれば問題はありません。
あなたは、最も多くのお客様の立場に立ってその考えや行動を細かく把握することが出来るでしょう。
しかし、現実にはそれはとても難しいですよね。
ではなぜ、この「来街目的ごとの割合」を把握することが大切なのでしょうか?
来店客が店にやってくる理由は「生活圏内」「バーゲン」だけじゃない
答えを言う前に、あなたに質問です。
「この質問は、一体何の為に行っているのだと思いますか?」
私が店長(店舗経営者様)達に知って欲しいことには全て目的があります。
私の目的は、店長達に「売上を伸ばすために、具体的で根拠のある手段を選べるようになって欲しい」と言うことです。
上記質問の目的もそのためのものです。
「来街目的ごとの割合」を知ることで、「どこで」「だれに」「いつ」「どんな方法で」「何を」アピール、アプローチすれば良いのかが分かるのです。
お店に来店される全てのお客様は、「その街にいる本当の理由」があります。
もちろん10km離れた自宅からはるばるあなたのお店を目指して来てくださったお客様もいると思います。
でも、そう言うお客様が最も多いわけではないはずです。
自宅から500m歩いて、あなたの店に来てくださったお客様は「その街で生活している」ことが、来街目的です。
お勤め先からランチのために来てくださったお客様は、お仕事先があることが、来街目的です。
デパートのバーゲンに行くためにチョット腹ごしらえをしようと考えているお客様は、バーゲンが来街目的です。
今、あなたのお店に来られているお客様は、あなたのお店がある街に来ている「もうひとつの理由」があるのです。
多くのお客様は、その「もうひとつの理由」こそが、「本当の理由」なのです。
そして、その「本当の理由」の内、上位に来るものは、間違いなくあなたのお店への来店理由になんらかの関連があるのです。
ならば、その「場所」「ひと」「時期」「内容」を具体的に把握すれば、あなたは、「どこで」「だれに」「いつ」「どんな方法で」「何を」アピール、アプローチすれば良いのかが分かるようになるのです。
そうすることで、集客の確率は間違いなく高まるのです。
この街に来た目的(場所)を具体的に推察する
最後に、大切なことをもう少し掘り下げておきます。
ポイントになるのは、「行動を起こし、その効果を高めるためには、情報は具体的でなくてはならない」と言うことです。
ざっくりと「お買い物」「お仕事」・・・と言う程度の「来街目的」しかわからないと、そのひと達になにをしていけば良いのかが具体的になりません。
なので、出来る限り「小田急百貨店」や「ヨドバシカメラ」と行った具体的な場所までは把握して欲しいのです。
ただし、具体的になりすぎると、細分化されすぎて、100人が全員違う場所、目的になりかねません。そうならないように注意してくださいね。
さて、あなたは、「あなたのお店に来てくださっているお客様が、あなたの街に来ている理由が何かを知る」ことの重要性を理解してくれたでしょうか?
お客様にアンケートをしているお店はたくさんあります。
しかし、「使えるアンケート」をしているお店はごくわずかです。
ぜひとも、あなたの行動の効果を発揮出来るための効果的な情報をつかんでください!
それは、必ずあなたのお店の繁盛に繋がるのですから。