FC本部社長ビデオインタビュー

株式会社太鼓センター 代表取締役 東 宗謙氏

太鼓センター 東 宗謙 氏
TAIKO-LAB ロゴ

東宗謙(ひがし むねのり)氏プロフィール

1949年長野県木曽福島町に生まれる。立命館大学法学部、合唱団「若者」で太鼓と出会い、卒業時に音楽の道へ進む決意をする。1976年、脱サラで音楽の道へ。1980年(株)京都音楽センター設立。1988年、(株)太鼓センター起業。2001年、中学器楽教科書和太鼓執筆。現在太鼓センター代表取締役、和太鼓中心国際有限公司(台湾)薫事長、NPO和太鼓文化研究会理事長、日本民俗音楽会会員、作曲家、太鼓指導者、盛和塾塾生、京都経済同友会幹事、NPO関西を元気にする会幹事

和太鼓は力強く心地のいいビートを刻む人々を魅了する楽器だ。和太鼓と聞くと祭りの風景を想像してしまうのは私だけではないだろう。和太鼓はフランチャイズビジネスとして成り立つのか、なぜ東社長がこのビジネスを始めたのかそう思う方も多いかもしれない。しかし、日本の文化の中心地である京都という場所に本社を構え、ここから世界に向けて和太鼓の文化を発信していくことを目標と語る東社長の経営観を知ることで、見えてくるものがあるのではないだろうか。

太鼓の師匠は子どもたち

こう話す東社長が和太鼓をビジネスとして始めたきっかけは、京都の学童保育の子どもたちに太鼓の指導を始めたことだという。ビジネスがそもそもの目的ではなかったものの、子どもたちがいきいきと変わっていくのをみていて、日本中の子どもに教えたいと思うようになり、このことが起業するきっかけとなった。青山のスタジオが1000人を超え、ノウハウを構築すると、フランチャイズ化し、和太鼓教室を展開することによって和太鼓で心身ともに元気になれる人を増やしたいと考えるようになった。

東社長のなかにはただ純粋に和太鼓を多くの方に広めたいという思いがあった。この思いが形となり、起業、そしてフランチャイズという流れをたどってきたのだ。

和太鼓の持つ魅力

和太鼓のパフォーマンス和太鼓のパフォーマンス

音楽が人に与える影響は大きい。不安やストレスが多いこの世の中で、音楽には人を癒やす力がある。特に東日本大震災以降、音楽を通して元気をもらったという方も多くいるだろう。東社長も楽器の持つすごさを理解しているからこそ、インタビューの中で何度も、“太鼓を通して人々にいきいきと元気になってほしい”と述べている。実際に和太鼓に関わり人生にハリがでたという方々に出会い、和太鼓が人々に活力を与えられると確信したのであろう。「人に喜んでもらいたい」、「役に立ちたい」という考え方こそが東社長の経営観を表す上では外せないキーワードとなっている。

 

オーナーは同じ思いに共感した同士

加盟店同士の結束が強くなることを好ましく思わない本部が多くある中、東社長は積極的にオーナー同士の交流を望んでいる。過去のCEOリポートにも登場している株式会社モスフードサービスの櫻田社長のようにオーナー同士が協力し合う関係を理想としているのだ。

ビジネスというと、どうしてもトラブルが起こってしまうことはさけられない。特にフランチャイズとなれば、立場の違い上、本部と加盟店の利害はぶつかることも多い。しかし、東社長の本来の目的は太鼓を世界に広めたい、人々を元気にしたいということだ。インタビューにもあるように、フランチャイズのオーナーになる方々は同じ思いを持つ同士ということになるのである。仲間であれば助け合い、ともにいいものを作り上げようとすれば自然と交流することになるのだろう。

東社長の起業への動機、和太鼓に対する思いを聞けば自ずとうなずけるのではないだろうか。

オンリーワンビジネス

和太鼓は、年齢・性別を問わず楽しめる楽器である。最近ではリハビリやスポーツとして利用されている。また世界のなかで「TAIKO」といえば日本の和太鼓を指す共通の名称にもなっている。直営店ではあるものの、『太鼓センター』でも海外1号店として台湾に出店しているなどビジネスの可能性は無限大に広がっている。

現在、和太鼓の本格チェーンは『TAIKO-LAB』以外になく競合のいない、オンリーワンビジネスといえるだろう。

これからも日本の文化である和太鼓の魅力を多くの方に伝え、日本だけはなく、世界のオンリーワンビジネスを目指していっていただきたい。

[名 称]  株式会社 太鼓センター
[英文名称]  Taiko Center Co.,Ltd.
所在地 [本社]  〒600-8387 京都市下京区高辻大宮町113-4
TEL 075-813-8615
代表取締役  東 宗謙
資本金  52,790,000円(2012年1月現在)
ホームページ  http://www.taiko-center.co.jp/